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& Friends(2013)  大澤誉志幸&山下久美子  [2013年に購入したアルバム]


今宵かぎりのCheek to Cheek
夏の終わりの午後
こっちをお向きよソフィア
時代遅れの恋心
涙がとまらない
Don't Delay
LOVER MAN
ちょいまちBabyなごりのキスが
Somewhere Over The Rainbow

発売されてから半年が過ぎてしまったわけですが・・・。

今年3月にリリースされた大澤と”総立ちの女王”ことやまくみによる、新曲とセルフカバーを組み合わせたコラボレートアルバム。セルフカバー曲では、「夏の終わりの午後」と現在ではスタンダードナンバーなっている「Somewhere Over The Raibow」以外は全て大澤がやまくみに提供した楽曲となっている。

個人的にはかなり気に入っていて、地味にヘビロテしているのだけれど、なかなか良い感想が降りてこなくて、ここまで書けずにいた。しかし、先日行われたSAPPORO CITY JAZZ Ezo Grooveでの二人のパフォーマンスを観て、ようやく降りてきた。でも、花粉症と寝起きで頭が死んでいるので、今回もまとまりの無い感想になってしまうので、ご容赦を(今回は最初に書いておきます(笑))。

このアルバムを聴いて、山下久美子には第2のピークが訪れたのではないかと思った。デビュー20周年の時にリリースした「THE HEARTS」は正直ぱっとしなかったけど、今作ではめっちゃ輝いているのだ。彼女の若干ハスキーなボーカルが年齢と時代に合ってきたのかもしれない。50歳半ばになり、落ち着きが出てきたのが功を奏したような気がする。近年、まともな活動が出来てこなかった彼女も、今後は活動の場が増えてくるかもしれないね。昔のように”総立ち”にさせるのは無理かもしれないけど、若い頃よりも歌に感情が入っているので、今のほうが良いと思う。

大澤に関しては、既に第2のピークが訪れている。80年代の魅力であった”危なさ”は加齢と共に影を潜めたし、声も若い頃と比べて出なくなってしまったけれど、本来の歌の上手さと意外なまでのギターの上手さを前面に出して、地味ながらも堅実な活動をして、往年のファンを着実に取り戻している。ちょっと残念なのは、若いファンが増えないということかな。これは大澤に限った話ではないけどね。時代も変わったので、若い頃の映像をどんどんリマスタリングして、若い世代の目に触れさせて欲しいな。たぶん、現在なら受けると思うから。

そんな二人がコラボレートしたのだから、アルバムの出来については、もう書く必要が無い。とにかく素晴らしいの一言に尽きる。敢えて加えるならば、「素晴らしい大人のポップアルバム」に仕上がっているということかな。特に1曲目のアレンジが「そして僕は途方に暮れる」とシンクロしている「蕾」、めちゃくちゃかっこいいアレンジのロックナンバー「ソフィア」、キラキラポップの「Don't Delay」、「ちょいまちBabyなごりのキスが」、山下がこれまで発表したバラードでも最高の仕上がりの「LOVER MAN」は本当に良い仕上がりだと思う。この5曲を聴くだけでも、アルバムを購入する価値があると思うな。実際、SAPPORO CITY JAZZ Ezo Grooveでも、ライブ終了後に10人以上はアルバムを買っていたと思う。ほぼ全員同世代かそれ以上だったけど(^^;)

ライブの感想はTURN THE TIDEに書いているので、そちらを覗いて下さいね。一言で片付けるなら、「やけに落ち着いた」感じのライブでした。立って観るよりも座って観るって感じの。そこが大人ってことなのかな?

余談だけど、このコラボレートは今作限りだと思っていたら、第二弾があるとのこと。その際には、「赤道小町」のボサノババージョンが収録されるらしい。ってことは、次作は大沢提供楽曲以外の曲も収録されるってことだね。冬までにはリリースされるようなので、そちらも楽しみ。

&Friends


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