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遊音倶楽部(2013)  絢香 [2013年に購入したアルバム]

[CD]
やさしさに包まれたなら
シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~
ロビンソン
タユタ
瞳をとじて
空と君のあいだに
LA・LA・LA LOVE SONG
Movin' on without you
歩いて帰ろう
真夏の果実
たしかなこと

[DVD]
空と君のあいだに(MUSIC VIDEO)
LA・LA・LA LOVE SONG(MUSIC VIDEO)
瞳をとじて(MUSIC VIDEO)
やさしさに包まれたなら(音楽で遊んでみたシリーズ)
LA・LA・LA LOVE SONG(音楽で遊んでみたシリーズ)

発売は2013年9月4日。本来はコンサートに合わせて感想を書く予定だったのだけれど、それなりに真面目に聴く時間が無くて、年を越してしまいました。そんなに難しいアルバムではないのだけれど、感想がなかなか降りてこないってのもあるんだよね。。。ここ1年ちょっと、完全にスランプに陥っております。元々、大した内容にしようとは思っていないのに。

言い訳はこれくらいにして。

復帰第1作である「The beginning」から1年7ヶ月を経てリリースされた新作は、ここ数年で一気に巷に溢れたカバーアルバム。徳永英明辺りが変に成功しちゃったものだから、雨後の筍のように色々なミュージシャンがカバーアルバムをリリースしていることに少々辟易している僕にはあまり嬉しいニュースではなかった。まさに、「絢香、お前もか!?」って感じ。今作のコンセプトは、学校の放課後の部活に当てはめて、色々なミュージシャンの音楽を学びながら、音楽の楽しさを知ろうみたいなものだったと思うけれど(違ったかな?)、実際には、ネタに詰まった自分の音楽性を見つめ直すってとこなのかなという印象を受けた。もしくは、avexからの要請で止む無くって感じ? 後者に関しては、選曲がそういう印象を与えているのだけれど。

選曲に関しては、もう「?」しか浮かばない。基本的に、カバーアルバムはヒット曲を多く収録しないとセールスに結び付かないというのは至極当然のことだけれど、そもそもターゲットはコアなファンでないわけだし。にしても、この選曲は世間に媚び過ぎているんじゃないかな。ほぼ、というか、「タユタ」を除き、全てシングル曲だし、90%大ヒット曲(「タユタ」も人気曲なので100%と言ってもいいかもしれない)で構成する必要は無かったんじゃないかと思う。bank bandのようにマニアックな路線を狙う必要は無いけれど(あれは桜井だから出来ることだと思うし)。

唯一の救いは、絢香ちゃんがとても楽しそうに歌っていること。彼女は感情を全身に現すタイプのシンガーだから、CDからでも十分伝わってくるんだよね。特に、ユーミンの「やさしさに包まれたなら」、RADWIMPSの「タユタ」、ヒッキーの「Movin' on without you」からは物凄く伝わってくる。ブルーレイを観終えたら詳しく書こうと思っているけれど、この3曲はライブでも素晴らしかった。彼女の「放課後のクラブ活動で仲間達と音楽を楽しんでいる」感じが伝わってこなかったら、このアルバムは陳腐なものになっていたんじゃないかな。

そういや、コンサートの始まりは学校のチャイムだったっけ。

遊音倶楽部 ~1st grade~ (CD+DVD) (初回仕様)


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Seventh Avenue South(Blu-spec2)(2013)  南佳孝 [2013年に購入したアルバム]

COOL
SCOTCH AND RAIN
MOONLIGHT WHISPER
夏服を着た女たち
天文台
DOWN BEAT
HOME TOWN
波止場
口笛を吹く女
SKETCH
CHAT NOIR(黒猫)

1982年に発表された南佳孝の傑作中の傑作が、最新リマスタリングを施されて、ようやくリリースされた。いやぁ、マジで首をなが~~~くして待っていたよ。僕が持っているのは、初期にリリースされた音質も音圧も最悪のCDだからね。その後リリースされたCD選書版は聴いたことが無いけれど、恐らく35DH-11と同じものだと思うので、ようやく勝負出来るもの(何と?)になったって気がする。最近は反対派の声もほとんど聞かなくなったけれど、時代を感じるためにも当時の音質&音圧のままのほうが良いという考えは現在には当てはまらないと僕は思っているので、今回の再発は本当に嬉しい。残念なのは、「Seventh Avenue South」までしか再発されなかったこと。出来れば、「Daily News」辺りまでリマスタリング再発して欲しかったな。あまちゃん効果で80年代リバイバルも起きてきているようだし、今年中に再発をお願いします。ソニーさん。

音質&音圧に関しては、至極当たり前のことなのだけれど、旧盤とは比較しようも無いほど素晴らしく、完全に別物であるのは言うまでも無い。どの時点のものか分からないけれど(CD選書のマスターかな?)、マスターが残っていたことに、ただただ感激するばかり。そして、こういうものがリリースされるインフラが整ったことに、ただただ感激するばかり。元春や松田聖子の再発は販売予測も立てやすいだろうけれど、セールス的には決して良くなかった南佳孝の作品は販売予測が立てにくいだろうからねぇ。本当に時代に感謝です。不況はまだまだ続いているけれど。

アルバムを聴くと、まず「COOL」のイントロのデヴィッド・サンボーンのサックスを聴いただけで、もう涙が出ちゃうくらい音質が向上しているのが分かる。これが分からない人は、たぶん一人もいない(笑)。他では、ハモンドオルガンが使われている「MOONLIGHT WHISPER」が分かりやすいと思う。フュージョン色が強いアレンジということもあるのか、立体感を感じやすいような気がするんだよね。もちろん、他の曲も音がクリアになっているし、立体感もあるので、どれを聴いても違いを実感出来る。なので、「当時はまだ10代だったので世界観はさっぱり分からなかったけれど、このアルバム好きだったんだよなぁ。」という人には、ぜひ聴いてもらいたいな。今の年齢なら、結構理解出来ると思うよ。

最後に、アルバムについてほんのちょっとだけ。随分前に感想をアップしているけれど、もう探すのが大変なので。

歌詞は、1曲を除いて、松本隆と南佳孝が手がけており、曲は、当然全曲を南佳孝が手がけている。アレンジを担当したのは、10曲目と11曲目以外は全て、ほぼ同時期にリリースされた吉田美奈子の「LIGHT'N UP」も手がけているLEON PENDARVIS。レコーディングは全てニューヨークで行われており、当時流行していたジャズ、フュージョン色が色濃く反映されていて、まさに80年代前半に流行したシティポップの代名詞とも言える仕上がりになっている。アルバムとして聴かれることを前提に作られているので、iPod等でシャッフルしないで聴いて欲しい名作。

SEVENTH AVENUE SOUTH


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風立ちぬ(Blu-spec2)(2013)  松田聖子 [2013年に購入したアルバム]

冬の妖精
ガラスの入江
一千一秒物語
いちご畑でつかまえて
風立ちぬ
流星ナイト
黄昏はオレンジ・ライム
白いパラソル
雨のリゾート
December Morning

リリースは2013年7月24日。感想を書くまで丸半年もかかってしまった。最近、音楽をまともに聴く機会が少なくなったこともあり、完全にペースダウンしております。

さて、アルバムそのものの感想は以前に書いているはずなので、ここでは割愛します。とは言え、松田聖子を知らない人(はここを覗かない)のために、アルバムについて簡潔に。

アルバム「風立ちぬ」は、1981年10月21日にリリースされた4th ALBUM。A面は昨年12月30日に亡くなられた故大瀧詠一さんが楽曲及びアレンジを手がけているだけでなく、監修まで行っている。プロデューサーには名前を連ねていないけれど、A面に関しては実質的にプロデュースしていると考えても間違いは無いのではないかと個人的には思っている。かの大傑作「A LONG VACATION」から7ヶ月を経てリリースされたこのアルバムは、否が応でも音楽ファンの関心を興味を引いた。結果、このアルバムは、松田聖子を一アイドルから現在で言う一アーティストへ押し上げるきっかけとなった。と言っても過言ではないよね?(笑)もっとも、それまでも「SQUALL」、「North Wind」など、アイドルのアルバムとは思えないクオリティの高い作品をリリースしているので、三段跳びで言うところのジャンプにあたるというのが正解なのかもしれない。

因みに、B面は、シングル「白いパラソル」を除いて、アレンジを元はっぴいえんどの鈴木茂が手がけており(「黄昏はオレンジ・ライム」の作曲も手がけている)、もし細野晴臣が参加していたら、アルバム内ではっぴいえんどが再結成されたことになるという話で持ちきりだったらしい(1年後にリリースされたアルバム「Candy」」では鈴木茂を除く3人が終結しており、これまた”惜しい”内容になっている)が僕はリアルタイムでは全く知らなかった。また、60年代アメリカンポップスの影響を受けたビートルズという感じの(逆かい?)「雨のリゾート」は、翌年3月21日にリリースされたアルバム「NIAGARA TRIANGLE Vol.2」に参加した杉真理が楽曲を提供しており、リアルタイムで出会っている人の多くは「白いパラソル以外は全て大瀧さん絡み?」と思ったのではないだろうか? 実際の黒幕は松本隆なんだろうけどね。余談だけど、B面はビートルズ色が濃くなっているらしく、A面でアメリカンポップス、B面でブリットポップと一粒で二度美味しい内容になっているらしいが、僕は言われるまで気付いていない。

故にかどうかは分からないけれど、世間で言うところの”たかが一アイドル”のアルバムにしては珍しく音楽雑誌などで80年代を代表するアルバムとして紹介されることもしばしばある名盤になった。

あ、全然簡潔じゃないね。さて、本題。

2009年にリリースされたBlu-specとの違いだけれど、買った当初は「なーんだ。全然変わらないじゃん。」と思っていた。でも、改めて聴いてみると、音に奥行きが出ているるし、透明感も強くなっていることに気付いた。どちらもマスタリングエンジニアのクレジットが無いので、10万円ボックスからリマスタリングはされていないと思うのだけれど、Blu-spec2に関しては、リマスタリングしたんでないの?と感じるくらい透明感が違う。マスタリング技術に関しては、素人が聴いても違いを感じるくらい技術が日進月歩で進化しているから、もしかしたら、フォーマットの違いではなく、マスタリング技術の違いなのかもしれない。そう思ったど素人でした。何の役にも立てなくてごめんなさい(笑)でも、Blu-spec2を買う価値が少しはあることだけは伝わったかな?

風立ちぬ


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No Damage DELUXE EDITION(2013)  佐野元春 [2013年に購入したアルバム]

「No Damage」
「ROCK & ROLL NIGHT LIVE AT THE SUNPLAZA 1983」
「FILM NO DAMAGE」
※収録曲は割愛します。

アルバム「No Damage」は、僕が初めて入荷日にフラゲした元春のアルバムです。

何度も書いていますが、「SOMEDAY」を購入したのは発売から半年ちょっと経ってから(5/21には「Pineapple」を買っています)、「Heart Beat」は発売から1年近く経ってから、「Back To The Street」に至っては、発売から3年以上経ってから購入しています。因みに、「NIAGARA TRIANGLE VOL.2」は発売から1ヶ月後の4/21に購入しています。釧路にあったミサキレコードで。1ヶ月経っても、ポスターとキーホルダーが付いてきました。

そして、これまた何度も書いていますが、「FILM NO DAMEGE」が釧路市民文化会館で公開されたのは共通一次試験(もう誰も知らない言葉ですね)の前日であったため、リアルタイムでは観ることが出来ませんでした。

なので、先日の「REVISITED」の公開と今回のデラックス・エディションのリリースは、個人的には物凄く嬉しいことでした。節目でも何でもない2013年(まあ、「No Damage」は発売から30周年を迎えたわけですが)に、まさかここまで盛り上がるとは思ってもみませんでしたから。

「No Damage」はオリジナルアルバムではなくベストアルバムです。ソニーがBlu-spec2を発表し、80年代に活躍した様々なミュージシャンのオリジナルアルバムやベストアルバムを立て続けにリリースし、それなりに売れた(周りに買った人間が多いので、勝手にそう思っているだけです)ということもあるのかもしれませんが、1983年3月21日に発売された”ベストアルバム”が30th Anniversry DELUXE EDITIONとして2013年に甦るとは、いったい誰が想像したでしょうか? オリジナルアルバムのデラックス・エディションは数え切れないほど発売されていますが、ベストアルバムの30th Anniversary Editionは、もしかしたら「No Damage」が初めてなのではないかと思います。しかも、2005年リマスタリングではなく2013年最新リマスタリングで。それだけ「No Damage」は完成度の高いアルバムなんだろうと思います。ベストアルバムにもかかわらず、オリジナルアルバムに匹敵するクオリティを保持しているわけですから。

そんなアルバムにリアルタイムで出会えたことを、僕は幸せに思います。

さて、肝心のアルバムについての感想ですが、「No Damage」と「FILM NO DAMAGE」については感想を既に書いているので置いておいて、

あ、「No Damage」の音質は2005年に発売された紙ジャケットより良いです。音のバランスが変わっているので、結構違います。

今回は「LIVE AT THE SUNPLAZA 1983」について、さらっと書いて終わりにしたいと思います。

過去のライブ音源がパッケージ化されるのは、そう珍しくもないことだと思いますが、今回のようにリマスタリングして発売されるのは、日本人ミュージシャンとしては稀な気がします。今回パッケージ化された1983年3月18日に中野サンプラザで行われたライブは、間違いなく元春の最初のピークです。今でこそ「青いなぁ」と思いますが、伝わってくる勢いや熱さは物凄いです。そして、ロックには大切な疾走感がひしひしと伝わってきます。寝る前に聴いたら、間違いなく目が冴えちゃいます(実際は「BACK TO THE STREET」の途中で爆睡しましたが(笑))。この辺が現在のミュージシャンとは全く異なります。この時代のミュージシャンは素晴らしいと改めて実感させられました。

アルバムを聴くまでは、曲しか収録されていないと思っていましたが、MCも一部収録されていました。ファンなら知らない人はいない、「グッドバイからはじめよう」の前のニューヨークに行くことを告げる件(くだりと読んでね)がしっかりと収録されていました。もう30年も前のことなのに、思わず「おおっ!!」と叫んでしまいました。たぶん、アルバムを聴いた多くの人が叫んだことでしょう(笑)このMCを聴いただけで、「2セット買ってよかったなぁ」と思っちゃいましたよ(笑)

他では、やっぱり「ロックンロール・ナイト」と「悲しきレイディオ」に尽きるでしょう。これらをiPodやカーステで聴くことが出来るだけで、本当に幸せです。

唯一残念なのは、「FILM NO DAMAGE」が5.1chではないこと。出来れば、2chと5.1ch両方入れて欲しかったな。

来年はVISITORS TOURの音源をCD化して欲しいな。30周年だし。

NO DAMAGE:DELUXE EDITION(DVD付)


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& Friends(2013)  大澤誉志幸&山下久美子  [2013年に購入したアルバム]


今宵かぎりのCheek to Cheek
夏の終わりの午後
こっちをお向きよソフィア
時代遅れの恋心
涙がとまらない
Don't Delay
LOVER MAN
ちょいまちBabyなごりのキスが
Somewhere Over The Rainbow

発売されてから半年が過ぎてしまったわけですが・・・。

今年3月にリリースされた大澤と”総立ちの女王”ことやまくみによる、新曲とセルフカバーを組み合わせたコラボレートアルバム。セルフカバー曲では、「夏の終わりの午後」と現在ではスタンダードナンバーなっている「Somewhere Over The Raibow」以外は全て大澤がやまくみに提供した楽曲となっている。

個人的にはかなり気に入っていて、地味にヘビロテしているのだけれど、なかなか良い感想が降りてこなくて、ここまで書けずにいた。しかし、先日行われたSAPPORO CITY JAZZ Ezo Grooveでの二人のパフォーマンスを観て、ようやく降りてきた。でも、花粉症と寝起きで頭が死んでいるので、今回もまとまりの無い感想になってしまうので、ご容赦を(今回は最初に書いておきます(笑))。

このアルバムを聴いて、山下久美子には第2のピークが訪れたのではないかと思った。デビュー20周年の時にリリースした「THE HEARTS」は正直ぱっとしなかったけど、今作ではめっちゃ輝いているのだ。彼女の若干ハスキーなボーカルが年齢と時代に合ってきたのかもしれない。50歳半ばになり、落ち着きが出てきたのが功を奏したような気がする。近年、まともな活動が出来てこなかった彼女も、今後は活動の場が増えてくるかもしれないね。昔のように”総立ち”にさせるのは無理かもしれないけど、若い頃よりも歌に感情が入っているので、今のほうが良いと思う。

大澤に関しては、既に第2のピークが訪れている。80年代の魅力であった”危なさ”は加齢と共に影を潜めたし、声も若い頃と比べて出なくなってしまったけれど、本来の歌の上手さと意外なまでのギターの上手さを前面に出して、地味ながらも堅実な活動をして、往年のファンを着実に取り戻している。ちょっと残念なのは、若いファンが増えないということかな。これは大澤に限った話ではないけどね。時代も変わったので、若い頃の映像をどんどんリマスタリングして、若い世代の目に触れさせて欲しいな。たぶん、現在なら受けると思うから。

そんな二人がコラボレートしたのだから、アルバムの出来については、もう書く必要が無い。とにかく素晴らしいの一言に尽きる。敢えて加えるならば、「素晴らしい大人のポップアルバム」に仕上がっているということかな。特に1曲目のアレンジが「そして僕は途方に暮れる」とシンクロしている「蕾」、めちゃくちゃかっこいいアレンジのロックナンバー「ソフィア」、キラキラポップの「Don't Delay」、「ちょいまちBabyなごりのキスが」、山下がこれまで発表したバラードでも最高の仕上がりの「LOVER MAN」は本当に良い仕上がりだと思う。この5曲を聴くだけでも、アルバムを購入する価値があると思うな。実際、SAPPORO CITY JAZZ Ezo Grooveでも、ライブ終了後に10人以上はアルバムを買っていたと思う。ほぼ全員同世代かそれ以上だったけど(^^;)

ライブの感想はTURN THE TIDEに書いているので、そちらを覗いて下さいね。一言で片付けるなら、「やけに落ち着いた」感じのライブでした。立って観るよりも座って観るって感じの。そこが大人ってことなのかな?

余談だけど、このコラボレートは今作限りだと思っていたら、第二弾があるとのこと。その際には、「赤道小町」のボサノババージョンが収録されるらしい。ってことは、次作は大沢提供楽曲以外の曲も収録されるってことだね。冬までにはリリースされるようなので、そちらも楽しみ。

&Friends


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A Girl in the Wonder Land(2013)  松田聖子 [2013年に購入したアルバム]

A Girl In The Wonder Land
LuLu!!
Fairytale
カリビアン・ウインド
Oh! Dariling, Listen to me!!
ひみつ
Oh No!!
白い月
I'm saying good bye~愛しい人~
あの星の輝きをあなたのもとへ

最初にお断りしておきます。現在も聖子ファンである方は読まないで下さい。
読んだら、間違いなくムカつきます。
それでも「読んでみようかな」というのなら、ご自由に(笑)
但し、人に当たらないで下さいね。

音楽に限らず、裏切られたという言葉には二通りの意味がある。
ひとつは、望外に素晴らしかったというもの。
もうひとつは、まさに期待を裏切られたというもの。

このアルバムは、間違いなく後者だ。よくもまあ、こんな下らないアルバムを堂々とリリース出来たものだ。ユニバーサルの懐の深さに感服するわ。もっとも、アルバムを聴いた限り、予算をだいぶ削られているようだね。
現在は昔と違ってコンサートで稼げるのだから、コンサートは常に超満員の松田聖子には、もうちょっと予算を割いても良いような気がするのだけれど。もしかしたら、コンサートの収益はユニバーサルに入らない契約なのかな?

もうひとつのブログでくどいほど公言しているけれど、僕はあくまでも80年代の聖子ファンだ。それも、松本隆がほとんどの歌詞を提供していた時代限定のファンだ(だから、「シルエット」までもほとんど聴かない。「North Wind」は好きだけどね)。なので、アルバム「Precious Moment」以降は「永遠の少女」しか買っていない。「Seiko Suite」などのベストアルバムを除いて。なのでまあ、そこそこの曲は聴いているのだけれど、印象は「取るに足らない」の一言だけ。

そんな状態が随分続いていたのだけれど、最新シングル「LuLu!!」を聴いて、印象が久しぶりに良い方に変わった。これまた何度も公言しているのだけれど、松田聖子には作詞作曲の才能が無い。そして、音楽をプロデュースする才能も無い。歌の上手さは天下一品だけれど、それはあくまでも天性のものだからね。いわゆる「天才とバカは紙一重」ってやつなんだと思う。それを本人が自覚したのか、Charaの申し出を受け入れて、このシングルは久しぶりに自作以外のものとなった。これがまた出色の出来映えで、僕には”久しぶりのヒット”になったわけだ。どんなに才能が無い人でも、たまには良い歌詞を書くことがある。この曲がまさにそれ。「With You」を連想させるような歌詞がなかなか良いのだ。それに、ある意味Chara らしくないポップな曲が載る。この曲に関してだけ言えば、2013年に発表されたポップミュージックの中では上位に位置していると思う。

加えて、ネットで「久保田利伸が曲を提供している」という情報がアップされていた。そこで大きな勘違いをしてしまった。「全曲ではないだろうけど、大半を松田聖子以外のミュージシャンが書いた曲を歌う」と。それなら、当然買うしかないと。で、実際に手にしてみて、期待は大きく裏切られた。たった3曲だけじゃん・・・。

そこでもう聴く気力を失ってしまったわけだけれど、せっかく買ったので聴いてみた。思った通り、駄作だった。一番最悪なのは、アルバムコンセプトが無いこと。せっかく「A Girl In The Wonderland」とうタイトルを付け、五十路にもかかわらずビキニを着たジャケットにしたのだから(こういうプロデュース能力は凄いよね)、年齢を感じさせないアイドルポップ(と言っても、AKBやももクロとは違うからね)を貫いて欲しかった。せっかく五十路のおばさんが少女の曲を歌っても良い時代になったのだから。

でも、タイトル通りなのは最初の2曲だけ。アルバムタイトルにもなっている「A Girl In The Wonderland」は自身の曲ではあるけれど、「Strawberry Time」を彷彿させる佳曲だし、「LuLu!!」もアイドルポップ。なので、この2曲の流れはいい。3曲目のワルツ「Fairy Tale」、4曲目のボッサ「カリビアン ウインド」もまあ悪くはない。

問題は5曲目。これは歌詞も曲も最悪。彼女が信頼し続けている小倉良には音楽的才能は無いことは周知の事実であるはずなのに、未だに起用し続けている理由が分からない。8曲目の「白い月」は如何にも久保田利伸らしいR&Bで、これだけは素晴らしいのだけれど、他は全然ダメ。もし他の人がプロデュースを担ったとしたら、絶対にこんなアルバムにはならなかったと思う。仮に亀田誠治がプロデュースとアレンジを手がけたら、めっちゃキラキラした、タイトルにふさわしい内容になっていたのじゃないかと思うと、本当に残念でならない。1枚のアルバムで少女が大人になっている様子を描くのも構わないけれど、今作は、ちょっと一気に年を取りすぎたよね。

ただ、久保田利伸の曲との相性は抜群なので、一度、久保田と組んでR&Bに特化したアルバムを作るのもいいなとは、ちょっとだけ思った。

色々なところで「彼女は孤独な人」と書かれているけれど、そろそろ心を開いてもいいんでないかな?

最初にああ書いたけど、僕が長い文章を書くということは、気に入っているか、何も考えずに書いているかのどちらかです(笑)

A Girl in the Wonder Land(初回限定盤A)(DVD付)


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CONFUSION(2013) 大沢誉志幸 [2013年に購入したアルバム]

CONFUSION
そして僕は、途方に暮れる
雨のタップダンス
FREE WAYまで泣くのはやめろ
その気×××(mistake)
Living Inside
彼女の向こう側
ダーリン小指を立てないで
BROKEN HEART
ウーレイ

4月に何故か、このアルバムと「infinity」だけBlu-spec2でリリースされ、「何で2作品だけ??しかも、何で3枚目と4枚目??」という疑問は持ちつつも、「一番売れたやつだけ再発するのかな?」と勝手に納得し、購入。

2005年以降の音源を使用した元春のBlu-spec2と違い、当初の情報ではリマスタリングされていないとのことだったので、音が普通のCDからどのくらい進化しているのかが分かりやすいかなと思い、中古で250円で購入した93年リマスター盤と聴き比べてみたところ、音が全然違うじゃないか! それも、単なる音圧の変化だけじゃない(実際、音圧はそれほど変わっていない)。明らかに音のバランスが変わっている。更に、大沢の声がめっちゃクリアになっている。元春の6作品も「リマスタリングし直したんでないの?」と思うくらい音質が改善されていたが、それとは全く次元が違う。誰がどう聴いてもリマスタリングされているように聴こえる仕上がりだった。

で、歌詞カードを確認したところ(先には見ないわけね)、元春の6作品には無かった(Reissue Staff)の文字の下にMastering Engineerの文字が書かれていた。なーんだ。リマスタリングされているじゃん。道理で音質もバランスも違うわけだ。と勝手に納得した。じゃあ、何でそれをアピールしない??(現在はSony music shopのみ(たぶん)で2013年マスタリングとの記載がある) リマスタリングされていると分かっていたら、もっと多くの人が買っていたかもしれないのに・・・。ちゃんと前面に出してアピールしないとBlu-spec2の力だと誤認識しちゃうじゃん。 もしかして、誤認識させるつもりだったとか??

なんて勘繰っちゃうくらい音質が改善されている。93年盤も当時としては抜群の音質だったけれど、それとは比べ物にならないくらい音がクリアになっている。20年違えば、技術も相当に進化しちゃうんだねー。ほんと。まあ、20年前はまだデジタル技術が全くと言っていいほど確立されていなかったし、進化して然りなんだけどさ。

バランスの違いは、僕は素人なので、細かいことまではわからないし、気付いていないけれど、93年盤が低音重視のリマスタリングだったのに対し、2013年盤は全体的にバランスが取れた仕上がりになっている。よって、本当に作りたかったであろう作品になったのではないかと思う。アナログはしばらく聴いていないし、ちゃんとした音で聴くことが出来る機械を持っていないので比較出来ないけれど、アナログにかなり近付いたんじゃないかと思う。なので、これは絶対に”買い”だと断言出来る。

最後に、ちょっとだけアルバムについて。

オリジナルリリースは1984年の初夏。だからか、不思議と”爽やかな”R&Bアルバムに感じる。現在もそうだけど、R&Bには夏は似合わないというか、太陽が似合わないというイメージが個人的には強いんだけど、このアルバムは不思議と爽やかなんだよね。大沢のボーカル自体は十分濃いんだけどさ(笑)そして、ほとんどの曲がニューヨークでレコーディングされ、ミックスダウンもマスタリングもニューヨークで行われたからか、都会的なR&Bアルバムに仕上がっている。

僕は、当時はプリンスくらいしかブラックミュージックを聴かなかったので、どんなサウンドが流行していたかは記憶に無いし(プリンス自身ぶっ飛んでたしね)、「ブラックミュージック=ディスコ」というイメージしか持っていないのだけれど、少なくとも日本には無かったサウンドだと思う。若干AORに近い感じはするけれど、一連の日本のAORサウンドとは全く違うし。故に、リリース当初は泣かず飛ばずだったんだろうな。因みに、大ヒットした「そして僕は途方に暮れる」は、このアルバムからシングルカットされたんだよね。カップヌードルのCMに起用されなかったら、ヒットしなかったかもしれないね。ポリスの「EVERY BREATH YOU TAKE」に似ているのはご愛嬌(笑)この頃のミュージシャンでポリスの影響を受けていない人は少ないでしょう。

ということで、一言で表すと、「早過ぎたアルバム」だと思う。29年経った現在でも全く色褪せていないどころか、めちゃくちゃカッコいいアルバムだと思うな。意外と若い世代に受けたりしてね。

そうそう、元春の6作品は普通の歌詞カードだったけど、大沢2作品&南4作品はレコードの歌詞カードを復元したような感じになっています。

CONFUSION


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BACK TO THE STREET他Blu-spec CD2 6作品 佐野元春 [2013年に購入したアルバム]

「BACK TO THE STREET」
「HEART BEAT」
「SOMEDAY」
「VISITORS」
「Cafe Boemia」
「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」

恐らく、複数作品の感想をまとめて書くのは初めてのはず。
今回は何故まとめて書くかというと、既に感想を書いたものばかりだからです。
しかも、今回はアルバムの感想ではなく、Blu-spec CD2の感想になりますので、あしからず。

ということで、どれか1作品を買って試し聴きをした後に6作品を買うという面倒なことをせず、ポイント15倍キャンペーン適用時に一気に6作品予約。結果的に大正解。

あくまでも個人的な感想だけれど、SHM-CDは音質の向上がほとんど無かったのに対し、Blu-spec CDは素人でもわかるくらい音質が向上していたので、更に進化した2には若干期待していた。しかし、今回は新たなリマスタリングは行われていないとのことだったので、ベースとなっている紙ジャケット仕様の2005年リマスタリング(カフェボとナポレオンフィッシュはもっと新しい)からはそれほど向上はしていないだろうと高を括っていたのだけれど、大きな間違いだった。どんな素人が聴いてもわかるくらい音質が違う。もう一つのブログには、「あえて”音が違う”という表現を使わせてもらう」と書いたのだけれど、そう書いた理由は音圧が上がっているから。僕のような素人の耳しか持っていない人間は、音圧が変わっただけで音質が変わったと勘違いしてしまうからだ。

音質が違うと感じたのは、昨日の夜。寝る前に「VISITORS」を小音量で聴いたのだけれど、それでも音質が向上しているのがわかったのだ。これには本当にびっくりした。もしかしたらリマスタリングしているんじゃないの?と思ってしまった。それくらい音質が向上しているし、奥行き感が増している。特に今回は、ドラムやベースの音が向上している。これがBlu-spec CD2の実力だとしたら、マジで凄いと思う。なので、まだ1枚も買っていない方は、1枚でいいので、買って聴き比べをしてみて下さい。93年マスタリングのCDしか持っていない人は絶対に買うべきです。それ以前のCDしか持っていない人は・・・(笑)1枚1890円なので、マジでお買い得です。ただし、装丁はそれなりです。

唯一の難点は、音圧が現在流行のものになってしまっているということ。現在流行のものは、ちょっと耳障りなんだよねぇ・・・。

てなことで、4月に発売予定の大沢誉志幸、南佳孝の再発もリマスタリングは行っていないそうですが、期待出来ます。南佳孝は企画倒れに終わったボックスが企画された際にリマスタリング作業を行っているはずなので、その仕様で出してくれないかなぁ・・・。

BACK TO THE STREET


Heart Beat


SOMEDAY


VISITORS


Cafe Bohemia


ナポレオンフィッシュと泳ぐ日


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