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Seventh Avenue South(Blu-spec2)(2013)  南佳孝 [2013年に購入したアルバム]

COOL
SCOTCH AND RAIN
MOONLIGHT WHISPER
夏服を着た女たち
天文台
DOWN BEAT
HOME TOWN
波止場
口笛を吹く女
SKETCH
CHAT NOIR(黒猫)

1982年に発表された南佳孝の傑作中の傑作が、最新リマスタリングを施されて、ようやくリリースされた。いやぁ、マジで首をなが~~~くして待っていたよ。僕が持っているのは、初期にリリースされた音質も音圧も最悪のCDだからね。その後リリースされたCD選書版は聴いたことが無いけれど、恐らく35DH-11と同じものだと思うので、ようやく勝負出来るもの(何と?)になったって気がする。最近は反対派の声もほとんど聞かなくなったけれど、時代を感じるためにも当時の音質&音圧のままのほうが良いという考えは現在には当てはまらないと僕は思っているので、今回の再発は本当に嬉しい。残念なのは、「Seventh Avenue South」までしか再発されなかったこと。出来れば、「Daily News」辺りまでリマスタリング再発して欲しかったな。あまちゃん効果で80年代リバイバルも起きてきているようだし、今年中に再発をお願いします。ソニーさん。

音質&音圧に関しては、至極当たり前のことなのだけれど、旧盤とは比較しようも無いほど素晴らしく、完全に別物であるのは言うまでも無い。どの時点のものか分からないけれど(CD選書のマスターかな?)、マスターが残っていたことに、ただただ感激するばかり。そして、こういうものがリリースされるインフラが整ったことに、ただただ感激するばかり。元春や松田聖子の再発は販売予測も立てやすいだろうけれど、セールス的には決して良くなかった南佳孝の作品は販売予測が立てにくいだろうからねぇ。本当に時代に感謝です。不況はまだまだ続いているけれど。

アルバムを聴くと、まず「COOL」のイントロのデヴィッド・サンボーンのサックスを聴いただけで、もう涙が出ちゃうくらい音質が向上しているのが分かる。これが分からない人は、たぶん一人もいない(笑)。他では、ハモンドオルガンが使われている「MOONLIGHT WHISPER」が分かりやすいと思う。フュージョン色が強いアレンジということもあるのか、立体感を感じやすいような気がするんだよね。もちろん、他の曲も音がクリアになっているし、立体感もあるので、どれを聴いても違いを実感出来る。なので、「当時はまだ10代だったので世界観はさっぱり分からなかったけれど、このアルバム好きだったんだよなぁ。」という人には、ぜひ聴いてもらいたいな。今の年齢なら、結構理解出来ると思うよ。

最後に、アルバムについてほんのちょっとだけ。随分前に感想をアップしているけれど、もう探すのが大変なので。

歌詞は、1曲を除いて、松本隆と南佳孝が手がけており、曲は、当然全曲を南佳孝が手がけている。アレンジを担当したのは、10曲目と11曲目以外は全て、ほぼ同時期にリリースされた吉田美奈子の「LIGHT'N UP」も手がけているLEON PENDARVIS。レコーディングは全てニューヨークで行われており、当時流行していたジャズ、フュージョン色が色濃く反映されていて、まさに80年代前半に流行したシティポップの代名詞とも言える仕上がりになっている。アルバムとして聴かれることを前提に作られているので、iPod等でシャッフルしないで聴いて欲しい名作。

SEVENTH AVENUE SOUTH


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