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ULTIMATE(2011) PINK [2011年に購入したCD]

DON'T STOP PASSENGERS
KEEP YOUR VIEW
MACHINE GUN HEART
SHADOW PARADISE
SOUL FLIGHT
SECRET LIFE
TRAVELLER
HOSHI NO PICNIC
ILLUSION
DANCE AWAY
SCANNER
HIKARI-NO-KO
AOI HITSUJI NO YUME
SOLAR ECLIPSE
ZEAN ZEAN
YOUNG GENIUS

※日本語タイトルの曲もありますが、ジャケットに合わせて、全てアルファベットにしております。

今更2011年にリリースされたアルバム、しかもベストアルバムの感想を書くのも何ですが・・・、PINK BOXの発売が、いよいよ3日後に迫ったもので・・・。

リリースは2011年9月7日。収録されている音源は、全曲メンバー監修による最新リマスタリングが施されている。帯には「80年代を駆け抜けた究極のバンド、究極のBEST集成。」と書かれているけれど、メジャーシーンで活躍したのは、ほんの数年。しかも、活躍とは言い難いセールスしかあげていないのにも拘らず、未だに根強い人気を博している非常にレアなバンド、それがPINK。故人が二人(しかも、共にギター)いるため再結成は100%無いのだけれど、全員が生きていたら、きっと「再結成して欲しいバンド」の上位に入っていたのではないだろうか?

彼らを有名にしたのは、僕的には大澤誉志幸だと思っている。初期というか、人気で言えば全盛期の大澤のバックを務めたことで、名前が知られたのではないかな。デビュー時(このバンドは複雑で、本当のメジャーデビューはEPICレーベルからなのだけれど、アルバムデビューはMOONレーベル。だから、僕的にはMOONレーベルが本当のメジャーデビューだと勝手に思っている)にも”大沢誉志幸のバックを務めた凄腕ミュージシャン集団”みたいな言葉が必ず付いて回った記憶がある。実際、それで僕もアルバムを発売日に買ったわけだし。CDで。それが1985年のことだから、実際にメジャーシーンで活動したのは、たった4~5年。にも拘らず、こうやって、最新リマスタリングのベストがリリースされたりするのは、バンドとしての評価が高かったからなのではないかと思う。ファンとしては嬉しい限り。

このベストアルバムには「MACHINE GUN HEART」と「TRAVELLERオリジナルバージョン」が初収録されており、コアなファンには非常に嬉しい内容となっているのは、今更言うまでも無い(もう1年半経っているしね)。しかも、最新リマスタリングで。それだけでも買いのベストアルバムだったりする。更に、ホッピーさんによる曲の解説が書かれたブックレットも付属されているので、ゴールデン・ベストシリーズとしては予想外の売れ行きだったらしい。

それが功を奏したのか、5月22日にEPICレーベルからリリースされたミニアルバムを含めたボックスセットが、これまたメンバー監修による2013年最新リマスタリングでリリースされる。幾つかのアルバムの感想は、ずいぶん前に軽くアップしているけれど、詳しい感想は、ボックスを聴き込んでから、改めてアップしたいと思います。今回は、その前哨戦という形で終わらせます。

当時は、新し過ぎたというか、前衛過ぎたというか、とにかく一般的なサウンドじゃなかったので、本当に一部の人にしか支持されなかったけど、21世紀に入った現在でも、新しさと個性は全く失われていないので、当時は「うーん・・・。」と感じていた人達も、現在は「かっこいいじゃん!」と思うんでないかな。楽曲、演奏に個性が無い現在のバンド(見た目の個性は凄いけどね)には絶対に真似出来ないサウンドを楽しめるから。

ゴールデン☆ベスト ULTIMATE


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水月鏡花(2011) 大澤誉志幸 [2011年に購入したCD]

虹が架かる前の空を見てる~Another day in my life~
Nobody knows
白昼夢
そして僕は途方に暮れる
永遠の1/2
クロール
晴れのちBLUE BOY
GIFT
それからの君は
ゴーゴーヘブン
白昼夢(REMIX)

※1タッチのミスでせっかく書いた文章が全て消えてしまった。何なんだ?Windows??変換もめちゃくちゃだし。現在はMacのほうがいいね。間違いなく。今回はお金が無くてWindowsにしちゃったけど、次は絶対Macを買おうっと。

あ、全然関係無い話を・・・。

さて、

感想を書くまでに2年もかかってしまったわけですが、それもこれも、FB等のSNSに時間を取られてしまったことや、頭の調子が悪かった事で音楽に真正面に向き合う時間を作る事が出来なかったこと等が理由なわけです。今後はSNSから距離を置こうと考えています。悪い事のほうが良い事より多いしね。結局は時間の無駄だということがわかりかけてきたし。そうすることで、頭の調子も良くなるのではないかなと思っています。心に余裕が出来るから。

ということで、本題。

今作は、ユニバーサル時代にリリースされた幾つかの作品同様、新曲とセルフカバーを織り交ぜた内容になっている。本人の意向なのかレーベルの意向なのかはわからないけれど、こういう作品ばかり出すのは、正直如何なものかと思う。セルフカバーアルバムを出してくれるのも嬉しいのは事実だけれど、僕らが欲しているのは、やっぱり完全なオリジナルアルバムだからね。そりゃ昔の曲も聴く事はあるよ。ていうか、昔の曲を聴く事のほうが多いよ。やっぱり、多感な時に聴いていた曲のほうが心に残るし、その時に聴いた曲は永遠だから。でも、決して懐かしさで聴いているわけではないのだよ。50代、60代の人達と違って。40代になり、多様な聴き方が出来るようになったことで新しい発見があったりして楽しいわけさ。「あぁ、ここはこういう解釈も出来たんだな。」とか。まあ、他ミュージシャンに提供した楽曲のセルフカバーを収録してくれるのは素直に嬉しいけどね。でも、ミュージシャンが成長していく速度とほぼ同じ速度で僕らも成長していっているわけだから、やっぱり完全な新作が聴きたいわけだよ。旧作はリマスター盤を出してくれたほうが何百倍も嬉しい。

なので、このアルバムは、作品的には嫌いではないけれど、個人的な評価はそれほど高くない。「そして僕は途方に暮れる」にいたっては、「何度目だ、ナウシカ」(TRICKファンにしか分からないネタですみません)って感じ。この曲だけは、さすがにお腹いっぱいって感じだわ。ただ、このアルバムには、そのお腹いっぱいの「そして僕は途方に暮れる」の続編的な位置付けの「それからの君は」が収録されている。もちろん、歌詞は銀色夏生が手がけている。だから、「そして僕は途方に暮れる」を収録したのは決して無駄ではないのだとは思う。一つ残念なのは、その「それからの君は」があまりにも平凡過ぎること。銀色夏生も年を取ったんだねぇ・・・。もうちょっと聴き手の感性を揺さぶる歌詞を期待していたのだれど、残念ながらごくご普通のものだった。

セルフカバーでは、「クロール」と「永遠の1/2」が出色の出来映えって感じかな。この2曲は、どちらかというと、ある程度重ねたほうがしっくり来るような気がする。元々素晴らしい曲達なのだけれど、大人の包容力が加わることでより良いものに進化したんじゃないかと思う。関係無いけど、僕らの世代は、”大人の包容力”を持っている人間が少ないよねぇ。この年代になっても、50代、60代の人達にはあらゆる意味で「適わないな」と思うことが多いもの。まだまだガキな連中が多過ぎるね。だから、子供もまともに育っていないのだろう。

他では、これまた「何度目だ、ナウシカ」的な感じのする「晴れのちBLUE BOY」と「ゴーゴーヘブン」も、50代半ばでもこれだけ尖がれるんだぜ!ということを示してくれているような感じで悪くない。矢沢が現在も見せているのとは質的に全く異なるファンキーな尖がり方ね。これだけファンキーな尖がり方が出来る50代は大澤と久保田利伸くらいかもね。憧れるわ。

新曲は、最近の大澤らしいジャズとボッサ。個人的には、彼にボッサは似合わないと思っているのだけれど、しかも打ち込みなので安っぽい感じしかしないし、でも、「Nobody knows」で見せたジャズはめちゃくちゃカッコいい。一度、生で聴いてみたい。東京には行けないけどね。

ということで、次回は完全オリジナルアルバムのリリースを期待しています!と言いたいところだけど、新作「& FRIENDS」は山下久美子との共作なので、これまたセルフカバー混在なんだよね。でも、「こっちをお向きよソフィア」が収録されているはずだから良しとしよう(^^)

水月鏡花


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Ray Of Hope(2011)  山下達郎 [2011年に購入したCD]

[Ray Of Hope]
希望という名の光(Prelude)
NEVER GROW OLD
希望という名の光
街物語(NEW REMIX)
プロポーズ
僕らの夏の夢
俺の空
ずっと一緒さ
HAPPY GATHERING DAY
いのちの最後のひとしずく
MY MORNING PRAYER
愛してるって言えなくたって(NEW REMIX)
バラ色の人生〜ラヴィアンローズ
希望という名の光(Postlude)

[Joy 1.5]
素敵な午後は('85 Live Version)
THE THEME FROM BIG WAVE('85 Live Version)
ONLY WITH YOU('86 Live Version)
二人の夏('94 Live Version)
こぬか雨('94 Live Version)
砂の女('94 Live Version)
アトムの子('92 Live Version)

※コンサートの内容に一部触れていますので、これから行かれる方はスルーして下さい。って、今頃検索する人もいないさね。因みに、会場では三方背ボックスが付いたツアーバージョン(ジャケットが左手)が販売されています。マニアな方はぜひ。

発売日(2011/8/10)前日に手に入れていたのだけれど、聴く機会がなかなか訪れなくて、感想を書くまでに8ヶ月以上かかってしまいました。。。だって、つまんないんだもん。つまんないという言葉には若干語弊があるけれども。リリース前後の音楽雑誌やいろいろな人のブログで絶賛されていたと記憶しているが、正直「どこが???」と思ってしまった。アルバムに関して言えば、山下達郎の才能は枯渇していると言っても間違いではないと思う。単にやる気が無いだけなのかもしれないけれど。70年代アイドルのLPじゃないんだからさ、ほぼ新曲でまとめて欲しいな。

このアルバムに限らず、90年代以降の山下達郎のアルバムに共通して言えることだけれど、”新鮮味が無い”んだよね(「ARTISAN」はあったか。「COZY」は違う意味でつまらなかったな)。過去数年の間にCMやドラマとタイアップした曲を並べて、「アルバムにしました。買って下さい。」と言われてもねぇ。。。今作は全12曲(1曲目と14曲目を除く)中9曲がタイアップ。つまり、新曲は「プロポーズ」と苦手なタイプのファンクナンバー「俺の空」と「いのちの最後のひとしずく」の3曲しか無いわけだよ。これで「買って下さい」と言われてもねぇ。。。買っちゃうんだけど(笑)。

加えて、「希望という名の光」、「街物語」、「僕らの夏の夢」、「ずっと一緒さ」はコンサートでも聴いているわけですよ(そういや、「愛してるって言えなくたって」はやってないなぁ。生で聴いてみたいんだけど)。生演奏が素晴らしいから、頭の中に残っちゃうわけですよ。故に、こんなアルバムをリリースされても、聴く気が全く起こらないわけ。なので、「つまんない」という感想しか残らないのです。CMに起用された「NEVER GROW OLD」と日テレの情報番組(?)ZIP!のテーマソング「MY MORNING PRAYER」、そして、「街物語」以外は全て新曲でまとめて欲しかったな。この3曲は大好き。そう言えば、「MY MORNING PRAYER」もコンサートで演奏されなかったんだけど、生で披露するのは難しい曲なのかな? 

ということで、今後も聴く事はほとんど無いだろうな。楽曲のスタイルはどうあれ、”演歌くさい”し。今後はますます”演歌くさく”なっていくのかな? 年齢的なものもあるし、本人が好きそうだし。

次に、「Joy 1.5」だけど、持っていないシングルのカップリングになっているライブ音源ばかり(「二人の夏」は持っているけれど、8センチシングルなので聴く機会が全く無くなった)なので、こちらは、めちゃくちゃ新鮮。しかも、どれも素晴らしい。なので、今後も聴く機会をたくさん持ちそう。特に、「素敵な午後は」、「こぬか雨」、「砂の女」が素晴らしい。伊藤銀次の「こぬか雨」って、こんなに良い曲だったっけか? このリマスタリング作業を行ったおかげで、今ツアーであの曲とあの曲(一応伏せておきます)が演奏されたのかな? 本ブログで書いたけど、あの曲はめちゃくちゃ素晴らしかったな。

Ray Of Hope (初回限定盤)


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とげまる(2010)  スピッツ [2011年に購入したCD]

ビギナー
探検隊
シロクマ
恋する凡人
つぐみ
新月
花の写真
幻のドラゴン
TRABANT
聞かせてよ
えにし
若葉
どんどどん
君は太陽

2010/10/27にリリースされたスピッツの現時点での最新アルバム。何枚目になるのかは知らない。相も変わらず金欠状態が続いているので買うつもりは全く無かったのだけれど、コンサートチケットがうっかり取れてしまったので、清水の舞台から飛び降りる様な気持ちで予習用に買った。昔はチケットが全然取れなかったけど、最近は取れ易くなったのかな? 

僕が最後に買ったスピッツのアルバムは「フェイクファー」。なので、アルバムを買うのは13年ぶりになる。何故買わなくなったんだろう? 一番の理由が金銭的なものであることは間違い無いのだけれど、意外とひねくれ者である彼等が、意図的かどうかはわからないけれど、当時の状況から距離を置こうとしたこともあるのかもしれない。実質的なセルフプロデュースとなったアルバム「フェイクファー」辺りから本来のロック指向を強め、「隼」でそれを決定的なものにしてしまったことがスピッツから距離を置いた大きな理由だったんだと思う。

亀田誠治が関わり出した頃から、徐々に僕好みの”叙情的なポップだけど根幹はロック”(変な表現だなぁ)な音に回帰し始めて、再び「いいなぁ」と思うようになり、去年の春か夏辺りにCMで流れてた「ビギナー」を聴いて、「やっぱりスピッツはいい。」と思い、ブリザックのCMに起用された「幻のドラゴン」を聴いて、「次のアルバムは買おう」と思った。「スピッツはやっぱこうでなきゃ」なんて勝手に決めつけたのだ。しかし、お財布事情がそれを許さず、コンサート直前まで買えなかったわけだけど。

アルバムを一通り聴いて思ったのは、基本路線は「ハチミツ」や「空の飛び方」と同じだなってこと。「ビギナー」と「幻のドラゴン」を聴いて抱いたイメージを全く裏切らなかった。そう、僕が好きだったスピッツの音に戻っていたのだ。前記2曲だけでなく、メナードのCMに起用された「シロクマ」も、「つぐみ」も、「聞かせてよ」も、アルバムのラストを飾る「君は太陽」も、どれも僕好み。「ハチミツ」や「空の飛び方」と違っているのは、音がよりタイトになっていること。そう、叙情感と同じだけロックっぽさも前面に出ているのだ。なので、一層素晴らしく感じるんだよね。だからか、このアルバムはこれまで聴いてきたスピッツのアルバムの中で最も気に入ったものになった。

次回作も金銭事情が許せば買いたいな。

よし、短く収まった(^^)

とげまる


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Mind Travel(2011)  Superfly [2011年に購入したCD]

[CD]
Rollin' Days
Beep!!
Fly To The Moon
タマシイレボリューション(Extended ver.)
Eyes On Me
Deep-sea Fish Orchestra
Secret Garden
Sunshine Sunshine
Morris
Wildflower
Free Planet
悪夢とロックンロール
Only You
Ah

[DVD]
Dancing On The Fire
Roll Over The Rainbow
Rollin' Days
Beep!!
タマシイレボリューション
Eyes On Me
Morris
Wildflower
Free Planet
Ah

※コンサートのネタバレを若干含んでいますので、これから行かれる方は華麗にスルーして下さい。

「1stにしてベスト!2ndにして進化!!3rdにして深化!!!」というキャッチフレーズで今年6月にリリースされたSuperflyのニューアルバム。深化というよりは”変化”という言葉のほうがふさわしいような気がするのは僕だけではないはず。

どこが変化したかというと、前2作のようなパワーで押し切っている感が無くなった事。力が程よく抜けているので、聴き易さでは今作が一番なんじゃないかと思う。聴く側もリラックスして聴けるようになったんでないかな。ライブに行って感じたんだけど、志帆ちゃんももう20代後半だし、そろそろ”しっとり”とした歌を歌いたくなってきたのかな? 「Eyes On Me」や3拍子のサザンソウル「Only You」はその典型だと思う。これまでもバラードはあったけど、ここまで”しっとり”とした女性を感じさせるバラードは無かった。この2曲は今作の目玉だと思う。すごくいい。ソウルテイストたっぷりのAORナンバー「Secret Garden」もいい。デヴィッド・フォスターっぽい(違うかな?)アレンジも含めて。

カントリーロックっぽい「Sunshine Sunshine」や3フィンガーのフォークナンバー「Morris」に挑戦しているのも変化だと思う。昨今のアメリカでのカントリーブームが影響を及ぼしているのかどうかはわからないけれど、徐々に幅を広げていくのは良いことだと思う。特に現在のカントリーはカントリーっぽさが薄れているから、僕ら日本人にも受け入れ易くなって来てるし。もっとも、カントリーロックは70年代には多くの人に受け入れられていたんだよね。イーグルスとか。あと、ラテンロック調の「タマシイレボリューション」や多くの人がZEPの「kasimir」みたいと言っている(聴いたことあるんだけど、何の曲だろうとずっと思っていた)ヘヴィな「Deep-sea Fish Orchestra」も新しい挑戦と言えば新しい挑戦なのかもしれない。

もちろん新しい挑戦ばかりではない。すっかりSuperflyの定番となってしまったディスコソウル路線の「Fly To The Moon」、どことなくZEPを連想させるドライブ感バリバリの「Free Planet」、70年代終わりから80年代初頭を思わせるごきげんなロックナンバー「Rollin' Days」、志帆ちゃんが「北海道で歌いたかった」と言っていた「Wild Flower」等、僕らの世代のど真ん中なサウンドも健在。アルバムのラストを飾るため息だけのバラード「Ah」(シングル「あぁ」は歌詞有りバージョン)も圧巻。

内容には賛否両論あるようだけれど、”聴き易い”という理由だけで、僕はこのアルバムが一番好きだ。

しかし、今作は1st、2ndを超えるタイアップ曲を7曲収録している。うち2曲がフジのドラマ主題歌。ここまでタイアップが多いと新鮮味が薄れちゃうんだよね。事前露出が多いとさ、どうしてもアルバムとしての完成度が下がっちゃう。印象的な部分でね。なので、次作はタイアップを減らして欲しいな。ビジネスとしてはマイナスになっちゃうかもしれないけど。

カップリングDVDにはPVが収録されている。ほとんどが初めて観るものばかりなので、こちらは新鮮。

Mind Travel(初回限定盤)(DVD付)


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NIGHT WALKER(2011)  NOBODY [2011年に購入したCD]

チャイナ・ドールと踊れない
愛しのコンピューター・ガール
ストリート・エンジェル
DARLIN' DARLIN'
LADY
MTV SHOCK
真夜中のラナウェイ
おまえをHI-JACK
I'M NOBODY
SILENT NIGHT

PURE GIRL 1&2
ディア・マイ・ハート〜君のためにラブ・ソング

2011/3/14にネット通販のみでリリースされた「NOBODY BOX Early Days」のDISC3。オリジナルリリースは1984年。「POP GEAR」の次はやっぱこれかな。買った順番通りということで。アルバム自体の感想は2005年にアップしているので、良かったらそちらも覗いてやって下さい。でも、久しぶりに見てみたら、感想にもなっていないことが判明(笑)。音楽的知識が全く無いのだから、せめてどの辺りが好きなんだ位は書かなくちゃダメだね。

NOBODY初となる全曲日本語詞を採用したこのアルバムは、タイトルに”MTV”とか”コンピューター・ガール”とかが登場していて、当時の世相を思い切り反映しているため、現在聴くと、なかなか面白い。特に「MTV SHOCK」の彼女がMTVに夢中になり過ぎて全く相手にしてくれないという歌詞が面白い。実際、MTVが登場した頃はそれくらいインパクトがあったんだよね。「愛しのコンピューター・ガール」もPCが一部の世界に浸透した頃の人々の反応を反映していて面白い。

「愛しのコンピューター・ガール」ではないけれど、オリジナルは打ち込みが音楽の世界に浸透し始めた頃を反映していて、現在聴くとかなり安っぽい音に聴こえるのだけれど(それはそれで良い)、そして、如何にも80年代です!という音の広がりがこのアルバムの本当の世界をスポイルさせているのだけれど、今回のリミックスで全く別物に生まれ変わっている。何と言っても、ドラムやベースの音がタイトになったことが、このアルバムが持っている黒さを前面に押し出したんじゃないかと思う。たぶん、きっと、これが本来出したかった音なんだろうな。ファンキーな音に生まれ変わった「おまえをHI-JACK」はめちゃくちゃかっこいい。ホーンが加わってファンキーになった「チャイナ・ドールと踊れない」もかっこいい。あと、「STREET ANGEL」もかなりかっこいい音に生まれ変わった。こちらは新たに加わったギターがめちゃくちゃかっこいい。

オリジナルに近い感じに仕上げたという「DARLIN' DARLIN'」と「SILENT NIGHT」も聴き比べてみるとけっこう変わっている。特に「DARLIN' DARLIN'」は音に厚みが出ていて良い感じ。でも、こちらは、どちらかというとリマスタリングの効果が大きいのかな? どちらも普遍性を感じる素晴らしいアレンジなので、変えようが無いというか変える必要が無いんだろうね。

最も変わったのは、やっぱ「LADY」かな。オリジナルと比べて普遍性を感じるアダルティーな音が心地良い。10代の頃に聴いてたら、受け付けなかったかもしれないけど。

ボーナストラックにはシングル「I'M NOBODY」のB面に収録されていた 「PURE GIRL 1&2」とシングルのみのリリース(ベストには収録されている)となった「ディア・マイ・ハート」が収録されている。前者はシャンプーのCMソングに、後者はサンキストのCMソングに起用されていた。後者はNOBODY自身が歌っている中で最も好きな曲の一つ。どう見ても夏が似合いそうにないNOBODYだけど(笑)、この曲は爽やかで夏っぽい感じがするので好きだ。僕にしては珍しくシングルも買っている。

NOBODY 30周年記念BOX〜NOBODY Early Days〜 / NOBODY(ノーバディ)



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POP GEAR(2011)  NOBODY [2011年に購入したCD]

FOR ONLY YOU
LUV-YA
SAD BOY
MARILYN
GOOD NIGHT
BACK TO '64
PEGGY SUE
SHAKE SHAKE SHAKE
WAITING FOR MY BABE
HEY MISS LONELY

リバプールより愛をこめて
MAD DREAMER(日本語バージョン)

2011/3/14にネット通販のみでリリースされた「NOBODY BOX Early Days」のDISC2。オリジナルリリースは1983年。当初はファーストアルバム「NOBODY」から順番に感想を書いて行こうと思っていたのだけれど、やっぱり初めて買ったNOBODYのアルバムである「POP GEAR」からだなと昨日心変わりした。ま、基本思い付きで更新してるので(笑)。因みに、アルバム自体の感想は2005年にアップしているので、良かったらそちらも覗いてやって下さい。あの頃は、コンセプト通りに書いていたんだなぁ。いつから長々と下らない感想書く様になったのかなぁ。

ということで、初心に戻り、専門的知識は極力排除し(って、元々持っていないのだけれど)、読み易い口語体で書くよう心がけたいと思います。でも長くはなります。推敲とかは一切しないので、変な表現や誤字等は本能で正しいものに変換して下さい(笑)

実を言うと、音が尖っていて若干耳障りではあるけれど、音圧が十分現在のレベルに達していると思うWEA盤を持っていることだし、今回はボックスの購入を見送ろうと考えていた。去年から超緊縮財政を強いられていることもあるし。でも、リマスタリングだけでなくリミックスも施されているということとボーナストラックに一度も聴いたことの無い「MAD DREAMER」の日本語バージョンが入っているということを知って、「これは絶対に買わなくちゃ!」と思い購入を決めた。結果は大正解! NOBODYを聴いたことがある人なら、今回のボックスは絶対に買わないと! リミックスで全く違うサウンドに生まれ変わってます。

まず、ドラムのプログラミングを新たに録音しなおしたことによって、80年代特有のピコピコ感というか「いかにも打ち込みです!」という感じが無くなっている。次に、ボーカルにかかっていた効果(エコー?)が無くなったことでアナログっぽいというか生っぽい感じに変わっている。但し、こちらに関してはオリジナルに感じた夏っぽさが失われてしまった気もするので、一長一短というところかな。この2点が全体に感じる印象。おかげで随分と大人な感じの作品に生まれ変わったように感じる。

曲別では、「FOR ONLY YOU」は音のバランスが良くなったのとギターが前面に出て来たこと、そして、ハイハット(?)が生っぽくなったことで随分と大人な感じに生まれ変わったと思う。「LUV-YA」はオリジナルのシンセドラムの効果が弱まったのとハイハット(?)が生っぽくなった分アナログ感が増し、ギターが前面に出て来た分ロック感が増した感じがする。あと、変更されたエンディングも良い。「SAD BOY」はパーカッションやタンバリンを加えたことで音に厚みが出ている。あと、グルーヴ感が増している。「MARILYN」は打ち込み感バリバリだったオリジナルと比べて音が柔らかくなった感じがする。「SAD BOY」同様、パーカッションが加わったことで音に厚みが出た感じがする。「GOOD NIGHT」はボーカルにかけた効果が無くなったこと、ブラシを使用したこと、そして、ウッドベースになったことで、ジャジーで大人な感じに生まれ変わっている。

「BACK TO '64」(ここからB面)はドラムの”ズンズズン”というプログラミングが変わっただけで全然違う印象になっている。あと、ハーモニカが生っぽい感じになっている。他にも変わった部分があるのだろうけれど、未だ気付いていない。かつて南野陽子が歌詞が好きだみたいなことを言っていた「PEGGY SUE」はギターがより前面に出てロカビリーっぽさが増している。これはかっこいい。「SHAKE SHAKE SHAKE」はオリジナルに近いかなと思っていたのだけれど、ギターのバランスが変わり、左右からはっきり聴こえる様になった。これがまたかっこいいんだ。「WAITING FOR MY BABE」は音がクリアになりボーカルに掛かっていた効果が無くなった分大人な感じになった。エンディングもドラムの”ズズズン”からハイハットに変わった。「HEY MISS LONELY」はアコギの音がクリアになったおかげで哀愁が増したような気がする。この曲が一番オリジナルに近いかな?

ボーナストラックの「リバプールより愛をこめて」はベストに収録されているリミックス音源しか知らないのだけれど、それとは比べ物にならないほど進化している。これはリミックスというよりリマスタリングによる効果が大きいのだと思う。「MAD DREAMER」の日本語バージョンは「LIVE ワン!」に収録されている音源しか知らないので比べることが出来ない。

以上、今のところはこんな感じ。繰り返すけど、NOBODYを聴いていた人なら今回のボックスは絶対に買いです!!

余談ですが、僕がNOBODYのアルバムを買おうと思ったきっかけは、1983/3/28に放送された佐野元春のサウンドストリートです。この日は「MY ROAD SHOW」がかかりました。

NOBODY 30周年記念BOX〜NOBODY Early Days〜 / NOBODY(ノーバディ)



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LOVE & RAIN~LOVE SONGS~(2010)  久保田利伸 [2011年に購入したCD]

LOVE RAIN〜恋の雨〜(松尾潔リミックス)
Always Remain
Missing〜2010カラット〜
雨音(in your face vocal)
Hold Me Down featuring Angie Stone
朝陽の中で微笑んで
Riding to the Sight
RAIN
a Love Story(Bond street ver.)
It's Time to smile
Candy Rain
Our Christmas
LOVE RAIN〜恋の雨〜
LA・LA・LA LOVE SONG〜Midnight Piano Version〜

2010/11/24にリリースされた”恋と雨”にこだわったベストアルバム。リリース当時は金欠のため買えず、正月に行われたタワレコのポイント3倍セールで思い切って購入。よって、通常盤。スリーヴのコピーは「久保田利伸が贈る究極のLOVE SONG集」。新曲は無いけれど(「LOVE RAIN」はアルバム初収録だから、新曲と言ってもいいんでないかな?)、新録が5曲収録されている。内外共に、ベテランミュージシャンのセルフカバーが一般的になっていることだし、5曲と言わず、全曲新録にしてくれたら良かったのにと思うのは僕だけ?

新録音は、「LOVE RAIN(松尾潔リミックス)」、「Missing」、「a Love Story(Bond street ver.)」、 アメリカのR&BグループSWVが1997年にリリースしたアルバム「Release Some Tension」に収録されている「RAIN」(ジャコ・パストリアスの「Portrait of Tracy」をサンプリングした曲らしいね)のカバー、そして、ユーミンが1976年にリリースしたアルバム「THE 14TH MOON」に収録されている「朝陽の中で微笑んで」の 5曲。

特筆すべきは、自身初の邦楽カバーらしい「朝陽の中で微笑んで」。久保田利伸を聴く世代なら半分以上は馴染みがあるんじゃないかと思うユーミンの曲をカバーしたのは個人的には意外だった。でも荒井由実時代の曲だからそれほど意外でもないのかな? で、これがまた素晴らしい出来なのだ。もちろんオリジナルには叶うはずも無いのだけれど、オリジナルの雰囲気を残しながら、見事に久保田利伸の世界であるR&Bに変わっている。この辺はさすがだね。他の4曲は、まあまあって感じかな。「RAIN」はオリジナルを知らないから何とも言えないし、いわゆるリミックスバージョンは基本的にオリジナルバージョンより劣るし。セルフカバーと言っても過言ではない「Missing」はオリジナルのほうがいいし。アルバム全体としては、コンセプトを明確にしている分、普通のベストアルバムよりも出来がいいんでないかな? こういうベストアルバムは長く聴けるから好き。

今回、このアルバムを買おうと思ったのは、月9主題歌に起用された「LOVE RAIN」が久しぶりに僕の琴線に触れたから。こういうキャッチーでメロウなR&Bには弱いんだよね。何度も書いてるけど。因みに、久保田利伸のアルバムを買ったのは「THE BADDEST 3」以来だから8年ぶりになる。これまでは大体4年に一度の割合でマイ久保田利伸ブームが訪れていたのだけれど、今回はちょっと間が空いたね。そう言えば、今年でCDデビュー25周年になるはずだから、何か派手な動きがあるかな? 派手な動きがあったら、マイ久保田利伸ブームがしばらく続いちゃうかも?

ベストアルバムと言っても、日本人ミュージシャンのR&Bアルバムとしては出色の出来映えだと思うので、僕らの世代だけでなく下の世代も楽しめる内容になってるんでないかと思うな。なので、多くの人に聴いて欲しい。

LOVE&RAIN~LOVE SONGS~


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月と専制君主(2011)  佐野元春 [2011年に購入したCD]

ジュジュ
夏草の誘い
ヤングブラッズ
クエスチョンズ
彼女が自由に踊るとき
月と専制君主
C'mon
日曜の朝の憂鬱
君がいなければ
レインガール

すべてうまくはいかなくても

せっかく書き終えたのに突然文章が完璧に消えてしまい、完全にやる気が失せたので、超適当に。。。
なんでリターンキーを間違って押したたけで全て消えちゃうの??? アップロードされるならともかく振り出しに戻すことはねえべ。指先で文章を書いてるから思い出せないよ。。。

デビュー30周年を記念してリリースされたベストアルバム第二弾。今作は、ソングライターとしての佐野元春にとって今、意味深く思える作品をピックアップし、幾つかの曲の歌詞を一部変更して、そして、全ての曲のアレンジを大胆に変更して、バンド形式でレコーディングを行い、過去の曲をまるで新曲であるかのように甦らせている(ちゃんと要約出来てるかな?)。そのせいか、まるでオリジナルアルバムであるかのようなアルバムに仕上がっている。前に感想を書いた「ソウルボーイへの伝言」が20周年の「The 20th anniversary Edition」に当たる(書いてたら、ちょっとだけ悲しくなった)とすれば、このアルバムは裏ベスト「grass」に当たるのだろう。

そう書いただけで、まだアルバムを聴いていない人もピンと来るんじゃないかと思うけど、「ソウルボーイへの伝言」が”元春のファンだった”人達や”ファンではないけど元春を良く聴いていた”人達を呼び戻すためのベストアルバム(佐野元春を知らない若い世代にアピールすると決して書かないところが良いでしょ?)だとしたら、このアルバムは”コアなファン”だけに向けられた超マニアックなベストアルバムに位置づけられるんだと思う。

ということは、誰がどう考えても”売れるはずの無い”アルバムだと思うのだけれど、僕はそう決めつけていたのだけれど、なんと!オリコンチャートで初登場11位を記録した。「ソウルボーイへの伝言」が20位以内に入らなかった(よね?)ことを考えると、これは快挙と言ってもいいんでないかな? 3000枚限定と言われているCD付きアナログが未だ売り切れていないということを考えると、アナログとDVD付きの両方を買ったバカなファンは少ないだろうし(因みに僕はバカなファンです)。これは完全にCD不況のおかげだね(笑)。逆に言えば、「ソウルボーイへの伝言」のようなベストのリリースを望んでいる人は少ないということなんだろうな。

肝心の内容は、良く言えば”大人が楽しめるオーガニックな雰囲気の上質なロックアルバム”、悪く言えば”マニアにしか受けない超地味なアルバム”なんだろうと思う。先に書いたように、このアルバムはあくまでも音楽が好き且つ佐野元春の詞の世界が好きな”コアなファン”に向けられたものだと思うので、一般的な音楽好き、特にJ-POP好きには後者に感じるんでないかな? ポップではあるけれど非常に地味。全体的にはそんな感じかな? ただ、日本のポップミュージックシーンがそれなりに成熟した現在に於いても、大人が楽しめるポップミュージックがほとんど無いということを考えると、このアルバムの存在意義は大きいのではなかろうかと個人的には思っている。随分前に感想を書いた南佳孝の「camp」もそうだけど、肩の力を抜いてゆったりと聴く事が出来るポップアルバムってあるようでないからね。それに、セルフカバーは新しい発見が結構あるから、意外と楽しいんだよね。昔はいまいち理解出来なかった歌詞が、「あぁ、こういう解釈も出来るんだ」とか思っちゃったりして。

気に入ったのは、オリジナルよりも哀愁を感じる「君がいなければ」(このボーカルは年齢を重ねなければ絶対に表現出来ないよね)、「恋はあせらず」なアレンジが妙にあっている「ジュジュ」(何度も書いてるけれど、モータウンビートには弱いです)、ゆったりとしたミディアムテンポのダンスナンバー「月と専制君主」(これまた何度も書いてるけれど、こういうテンポのR&Bには非常に弱いです)、そして購入者特典の「すべてうまくはいかなくても」。この3曲はオリジナルを超えていると思う。あと、3拍子に生まれ変わった「レインガール」もオリジナルを超えていると思うな。20thツアーで聴いた時はいまいち好きになれなかったけど。デリコのKUMIちゃんが参加した「彼女が自由に踊るとき」とラテンロックに生まれ変わった「ヤングブラッズ」も良いね。でも、この2曲はオリジナルの方が好き。

若い世代にはお薦め出来ないけれど、若い時に元春を聴いていたおっさんにはお薦め出来るアルバムかな。でも、音楽が好きな人じゃないと「つまんねー」って思っちゃうような気がする。聴くなら絶対にアナログね。プレイヤーが無いからCDしか買えないって人は、「彼女が自由に踊るとき」が終わったら、プレイヤーを一時停止してレコードを裏返した気持ちになってから「月と専制君主」を聴いて下さい(笑)

カップリングDVDはレコーディングの模様を約33分収録している。こちらもなかなか面白い。

最初に書いたのと内容がかなり変わったような気がする。。。

月と専制君主(CD+DVD)


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