SSブログ
2012年に購入したアルバム ブログトップ

ayaka's BEST-Ballad Collection-(2012) 絢香 [2012年に購入したアルバム]

[CD]
三日月
ブルーデイズ
永遠の物語
I believe
Peace loving people
Jewelry day
手をつなごう
Why
おかえり
今夜も星に抱かれて・・・
恋焦がれて見た夢
みんな空の下あなたと(絢香×コブクロ)
I believe(English ver.)
三日月(2005 English ver.)

[DVD]
三日月 MUSIC VIDEO(2005 Original Version)
WARNER MUSIC CONVENTION LIVE 2005
ayaka's Off Shot Movie 2008

今回こそ、特別書くことが無いので、短文で終わらせます(笑)

絢香ちゃん復帰後のアルバムが好調で、ライブも全てSOLD OUTになったことに目をつけて、便乗リリースしたワーナー時代のベスト。色々な問題があるから、今後も語られることは無いだろうけど、契約を切ったミュージシャンを利用するのは、幾ら資本主義社会の常とは言っても、コアなファンが良い気持ちをしないであろうことは容易に想像出来たはず。でも、僕のような未発表映像や音源に踊らされる人間も決して少なくないことを見越してリリースに踏み切ったのだろう。実際、そういう人が多かったのか、チャート最高位は7位を記録している。ただ、絢香ちゃんのアルバムとしては不振の部類に入るのではないかな?

肝心の内容は、CD自体は敢えてお金を払ってまで買う程の内容ではないと思う。もうそれなりの数が中古屋に出回っているだろうし、価格も下落の一途を辿っているだろうから、中古で良いと思う。英語ヴァージョンなんて意味が無いしね。絢香ちゃんの場合は歌詞が伝わってなんぼだから。あと、曲順も全然考えられてない。「最も売れた三日月を1曲目に持って来て、あとは適当に並べときゃいいんじゃね?」感ありあり。昨今はベストを軽く見ているレーベルが多いけど、ちゃんと考えて作ればオリジナルに負けないくらいのアルバムになるってことを思い出して欲しいな。

で、今作の”売り”はDVD。PVを基本観ない僕にとっては「三日月」の2005オリジナル・ヴァージョンが収録されているだけでも嬉しいんだけど、目玉は、やっぱりWARNER MUSIC CONVENTION LIVE 2005の映像。デビュー直前の映像なのに、パフォーマンスが成熟していて、既に大物感たっぷり。これは正直凄いなと思う。特にデビュー曲になった「I believe」と「三日月」は圧巻の一言に尽きる。最初のツアーは「今行ってもがっかりするだけだろう」と予断して行かなかったんだよね。今更ながら観ておけば良かったと後悔しております。ただ、絢香ちゃんのライブは、いわゆるノリノリタイプのライブではないので、盛り上がるのが好きな人にはお勧め出来ないんだけどさ。あと、オフショットムービーは、2008年に行われたツアーのパンフレットに載せる写真撮影などがメイン。こちらもパンフレットが立体化したような感じがして、パンフ購入者には嬉しかったんでないかな?あと、2008年のツアーのオープニング映像がちょっとだけ観られるのも。

ワーナーさんも、もう便乗発売をすることはないだろうけど、もし次に何かをリリースすることがあれば、軽い気持ちで「はい、出しましょう」ではなく、ちゃんと時間をかけて考えて作ってね。ビジネスなんだから。

ayaka's BEST - Ballad Collection -(初回限定プライス盤)


nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

THE REBIRTH BEST~再会~(2012) PRINCESS PRINCESS [2012年に購入したアルバム]

[CD]
世界でいちばん熱い夏(平成レコーディング)
OH YEAH!
HIGHWAY STAR
Diamonds(ダイアモンド)
M
ジュリアン
REGRET
パパ
One
KISS
DING DONG
STAY THERE
パイロットになりたくて
友達のまま
だからハニー
THE SUMMER VACATION
Fly Baby Fly

19GROWIN' UP-ode to my buddy-
MELODY MELODY
パレードしようよ
ロマンス
SHE
ムーンライト ストーリー
WONDER CASTLE
恋に落ちたら
GO AWAY BOY
ROMANCIN' BLUE
瞳だけはみつめない
GUITER MAN
GET CRAZY!
ROCK ME
SEVEN YEARS AFTER
I LOVE YOU

[DVD]
「ALL That LOVE」2012.3.20(TUE) 幕張メッセ国際展示場9・10・11ホール
CHAPTER 1 Document
CHAPTER 2 Live(「世界でいちばん熱い夏」「Diamonds」

再会じゃなく再開だったら良かったのにね。

前回書いた森高同様、プリプリも1987年から知っている割には、しかも「SUMMER LOUNGE(リマスター盤も持ってるよ)」に収録されている「世界でいちばん熱い夏」がツボにはまったにもかかわらず、その後、深夜番組で聴いた「19 GROWIN' UP」もツボにはまったにもかかわらず、オリジナルアルバムは一度も聴かずに終わってしまった。唯一持っているCDは「SINGLES 1987-1992(一応初回盤を持っている)」。なので、このベストに収録されている曲以外はさっぱり分からないわけで。森高同様、特に後期はさっぱり分からないわけで。唯一持っているベストも、「もう聴く事は無いだろう」ラックに入っているし。しかも、一部はファン人気が高い曲が入っているようだけど、それがどの曲かすら分からないわけで。つまりは、周りにプリプリを聴く人間が一人もいなかったわけだ。

なので、「世界でいちばん熱い夏」に”平成レコーディング”なるものが存在するということを知ったのは、平成24年6月の終わり。おいおいって感じでしょ。恥ずかしながら、「M」を知ったのも、合コンで知り合った女の子がカラオケで歌った時(1991年頃かな)。でも、買っちゃった訳なんだな。80年代には弱い年頃になったので(笑)。で、この平成レコーディングも悪くないね。ただ、やっぱりオリジナルのほうが良いけれど。

今回のベストは単なるリマスタリングではなくリミックスも施されている。つまり、オリジナルとは全く違う音に変わっているということ。どこが変わったのかは全くわからないし、比べる気も無い。てか、比べようが無い。ただ、「SINGLES 1987-1992」と比べると、音圧が異常に高いし、音が前に出過ぎている感じがする。これはちょっとやり過ぎかな。聴いていると、耳が疲れてきちゃう。最近のソニーは音に拘りのあるスタッフがいないので、この辺は本当にダメダメになっちゃったね。いきものがかりの「NEWTRAL」もマスタリングは最悪だし。現在はデジタル技術も進んでアナログ的な音を出せるようになったんだし、キンキンとしたメリハリのある音が現在の流行とは言っても、少しは聴く層のことを考えて欲しかったな。ここは完全に×。もっとも、iPodに落として聴いたら、それなりになるけどね。音質が落ちるから。まあ、プリプリを聴く層はミニコンポかiPod、もしくはPCがメインオーディオなんだろうけどね。

なので、最新の音で聴けるのは嬉しいのだけれど、両手を挙げては喜べないってのが素直な感想。製作陣も、聴く層のことを考えた音作りをして下さいな。メンバーは音に関しては素人に近い(って、僕はもっと素人だけど)だろうから、提出された音源に文句は言えないってのもわかるけど、もうちょっと拘って欲しかったな。

ところで、今作にはデビュー曲「恋はバランス」は入っていないんだね。これはちょっと予想外。実際、浮いてる曲ではあるけれど、デビュー曲を入れるのは鉄板だと思ってた。あと、「MY WILL」も入っていない。けっこう好きな曲なので、これも予想外だった。逆に、久しぶりに聴いて良いなと思ったのは、「THE SUMMER VACATION」、「パレードしようよ」、そして、テレビドラマの主題歌に起用された「だからハニー」。初めて聴いた曲は、未だにピンと来ていない。「ROMANCIN' BLUE」辺りは、ちょっと新鮮だけど(笑)。「瞳だけはみつめない」は同時期にリリースされている爆風スランプの「RUNNER」に似てるね。この頃って、こんな感じのロックが流行っていたっけ? 

そして、歌詞カードを見て思ったんだけど、僕の中では「プリプリ=作詞:富田京子、作曲:奥居香」ってのが鉄板だとずーっと思っていたのだけれど、中山加奈子の書く歌詞も結構良いね。これは個人的には新しい発見(笑)

THE REBIRTH BEST~再会~(初回生産限定盤)(DVD付)


nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽

The Singles(2012) 森高千里 [2012年に購入したアルバム]

NEW SEASON
オーバーヒート・ナイト
GET SMILE
ザ・ミーハー(スペシャル・ミーハー・ミックス)
ALONE
ザ・ストレス-ストレス 中近東ヴァージョン-
17才
だいて(ラスベガス・ヴァージョン)

青春
臭いものにはフタをしろ!!

勉強の歌
この街(HOME MIX)
八月の恋

ファイト!!
コンサートの夜
私がオバさんになっても(シングル・ヴァージョン)
渡良瀬橋
ライター志望
私の夏
ハエ男(シングル・ヴァージョン)
Memories(シングル・ヴァージョン)
風に吹かれて
ロックン・オムレツ
気分爽快
夏の日
素敵な誕生日
私の大事な人(シングル・ヴァージョン)
二人は恋人

休みの午後
ジン ジン ジングルベル
SO BLUE
ララ サンシャイン
銀色の夢
Let's Go!
SWEET CANDY
ミラクルナイト
SNOW AGAIN
電話
海まで5分
冷たい月
私のように
まひるの星
一度遊びに来てよ'99

僕が「リマスタリング」という言葉に弱いのは、たまにここを覗いてくれている方なら、既にご存知でしょうが、見事に、その言葉に乗せられて買っちゃいましたよ。何たって、森高千里のオリジナル・アルバムは1枚も持っていないわけですからねぇ。ベストは3枚持っているけれど。

ということで、僕は決して森高千里ファンではありません。容姿的には完璧にストライクゾーンだけど(笑)
なので、今回リリースされたシングル集に収録されている曲も、全て知っているわけではありません。DISC3の「ララ サンシャイン」以降は、たぶん初めて聴く曲ばかり。しかも、森高千里を聴いたのは、たぶん今世紀に入ってから初めて。持っている3枚のベストも「恐らく今後聴く事の無いCD」専用ラックに押し込められている。なので、久保田利伸やスガシカオが曲を提供していたことは、このアルバムを買って、初めて知った。ずっと斉藤英夫と高橋諭一ばかりだと思っていたのだけれど、後期は伊秩弘将も提供していたんだね。前期でも作詞で関わっていたけれど。

初めて出会ったのは、デビュー曲「NEW SEASON」。目白にあるコンビニでバイトしていた頃、有線でよく流れていたのを聴いて、「良い曲だなぁ。誰の歌なんだろう?」と思って、バイト先から有線局に問い合わせたのが始まり。それから、自身が作詞を手がけた「ザ・ミーハー」で「面白い詞を書くなぁ」と興味を持つようになり、「ALONE」でハマった。でも、アルバムを買おうとまでは思わなかった。一過性のものだと思っていたから。

それが、1989年にリリースされた南沙織のカバー「17才」で大ブレイクを果たしちゃったものだから、僕の考えも大きく変わった。あのビジュアルにそそられない男はいないでしょう。いたら、思い切り「ウソつき!!」って言ってやる(笑)もしくは、、、以下略。でも、オリジナルアルバムを聴こうとまでは思わなかった。やっぱり、一過性のものだと思っていたから。

ところが、その後も、結構良い詞を書き続けるんだよね。しかも、ルールに捉われない、めちゃ自由な書き方に好感を持った。加えて、作曲陣との相性が抜群だった。「道」、「青春」、「雨」、「この街」、「ファイト!!」、「私がオバさんになっても」、「私の夏」、「夏の日」、「二人は恋人」は名曲だと思う。今世紀に入ってから聴いてないので、余計にそう感じるのかもしれないけれど、予想外に色褪せていないよね。最近はカラオケに行く事もなくなったので、聴く機会は無いのだけれど、「私がオバさんになっても」は僕らの世代の女子にとってはスタンダードになっているのではないかと思う。まさにオバさん世代には共感出来るんだろうね(笑)。個人的には「二人は恋人」を歌って欲しいのだけだけれど。

皮肉の効いた歌詞や独特の辛辣な表現でまとめられた歌詞も意外と色褪せていない。それどころか、現在の日本人に聴かせてやりたい歌詞もあったりする。そういう観点から見ると、彼女って、意外と才能豊かなミュージシャンだったんだなと改めて感じた。

ということで、今年はこのベストとプリプリのベストが愛聴盤になると思う。あまりに久しぶりに聴くと、ハマッちゃうものだね(笑)

次回は、「青春」に登場するプリプリの「THE REBIRTH BEST」について書いてみようと思います。予定しているものがどんどん後回しになっていく・・・。

ザ・シングルス(初回生産限定仕様)


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

The beginning(2012)  絢香 [2012年に購入したアルバム]

[CD]
はじまりのとき
Hello
アカイソラ
The beginning
HIKARI
空よお願い
繋がる心
THIS IS THE TIME
そこまで歩いていくよ
笑顔のキャンバス
Magic Mind
キミへ
やさしい蒼

[DVD]
「はじまりのとき」MUSIC VIDEO
DOCUMENTARY OF MUSIC VIDEO

※コンサートの内容に一部触れていますので、これから行かれる方は、華麗にスルーしちゃって下さい。

今年2月1日にリリースされた約4年ぶりのオリジナルアルバム。記憶に間違いがなければ、「空よお願い」を除く全ての曲は休養中に作られたものらしい。「空よお願い」については、コンサートで作ったきっかけについて触れているね。インタビューか何かでも触れているのかな? 読んでないからわからないや。そのエピソードの通り、とても温かい曲に仕上がっていると思うな。元々、いわゆる”歌”ってやつが好きな方ではないので、こういうタイプの曲は得意じゃないんだけど、この曲は大好き。

決してきれいな形で休養に入ったわけじゃなさそうだし、表舞台への復帰はそう簡単にはいかないだろうと思っていたので、去年の暮れに突然ニューアルバムのリリースが発表された時にはかなり驚いた。「早過ぎでない?」みたいな感じで。でも、よく考えたら、約4年ぶりなんだよね。ベストやらDVDやらのリリースがあったから、4年もオリジナルアルバムのリリースが無かったなんて、全く思わなかった。実際、休養期間は約2年半だったわけなんだけど。

彼女のように、アイドル的要素が高かった割にはシングルの売上げよりアルバムの売上げのほうが圧倒的に高いというパターンだと、2年もあれば、あっという間に忘れられちゃっていたのではないかと思う。実際、ワーナーもそう考えたんだろうと思う。特に現在は移り変わりが激しいし(昔もか)。しかし、彼女の場合、去年の震災の際に「みんな空の下」が多くの人に歌われたことが助けになったのは間違いの無い事実だろう。こういう時に”本物の歌”かどうかがわかるんだよね。多くの人の心に残っていないと、簡単には思い出してもらえないし、いろんな人達と繋がることも出来ない。

そんな中で制作したアルバムだから、きっと「Sing to the Sky」のような一般受けしやすい内容のアルバムになるのだろうと思っていた。CMに起用された「やさしい蒼」も、復帰後、初披露された「はじまりのとき」も、まさに”絢香ちゃんらしい温かい”曲だったし。そして、とてもシンプルなものだったし。「Hello」はいまいちだったけど。

で、実際にアルバムを聴いてみて、最初に感じたのは、「えっ?!」。たしかに「はじまりのとき」はテレビで聴いた通りだったし、「Hello」も生歌よりは全然良かった。しかし、3曲目の「アカイソラ」、4曲目の「The beginning」、5曲目の「HIKARI」と歌詞も曲もアレンジもめちゃダークなものが続く。なので、第一印象はあまり良くなかった。なので、コンサートが近付くまでは、ほとんどアルバムを聴かなかった。絢香ちゃんにマニアックなサウンドは期待していなかったしね。にしては、第一印象が最も良かったのは、現在彼女が最も影響を受けているっぽいアデルに似た感じのR&Bナンバー「THIS IS THE TIME」なんだけど。アルバムの印象が変わったのは、コンサートを観てから。コンサートがめちゃ良かったのだよ。今ツアーでは全曲披露しているのだけれど、アルバムで聴くよりも全然良いの。正直、これが一番意外だった。

ということで、今作はライブで完結するものだと個人的には思っております。なので、二の足を踏んでいる方は、ライブDVDがリリースされた時(絶対に出ると思う)に聴いてみて下さい。両方買って、損はしません。保障はしませんが(笑)

今後もマイペースで良いから、定期的にアルバムをリリースしてくれたら嬉しいな。

おまけの写真集(?)「why♡sky」にオークランドやマウントマウンガヌイっぽい写真がいくつか載っているんだけど、いつかtwitterでつぶやいていた旅行の際に撮った写真なのかな?

The beginning【豪華ブックレット写真集付属】(初回生産限定盤)(DVD付)


nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

NEWTRAL(2012)  いきものがかり [2012年に購入したアルバム]

[NEWTRAL]
歩いていこう
笑ってたいんだ
いつだって僕らは
KISS KISS BANG BANG
会いにいくよ
地球
センチメンタル・ボーイフレンド
白いダイアリー
恋詩
NEW WORLD MUSIC
愛言葉
おやすみ

[なまものばかり〜メンバーズBEST LIVEセレクション〜]
SAKURA
ありがとう
気まぐれロマンティック
歩いていこう
キミがいる
じょいふる
YELL
ブルーバード
コイスルオトメ
心の花を咲かせよう

2012年2月29日、聖恵ちゃんの誕生日にリリースされた5thアルバム。発売日前日に購入していたのだけれど、聴く時間がなかなか取れなかったうえに、言葉が全然下りて来ないので、感想が全く浮かばなくってさ、全然書けなかったんだよね。コンサートに足を運んでから、言葉が徐々に下りてくるようになったので、忘れないうちに書いておきます。山下達郎の「Ray Of Hope」もそうだったけど、ライブを観ると、結構下りて来るものなんだよね。やっぱり、生は重要だね。

ということで、今回こそ短めに。

一昨年リリースされたシングル「ありがとう」とベストアルバム「いきものばかり」で真のブレイクを果たした彼等が、その勢いをぎゅっと圧縮して制作したのが今作。なので、今作を形容すると、まさに”勢い”。それ以外の何物でもないのではないかと思う。相変わらず、アルバムの作り方がわからないようで、「取り敢えず、伝えたいものを全部パックしちゃえ!」感があるのは否めない。なので、アルバムの完成度は決して高くない。「ライフアルバム」のような佳作を既に作ってしまったから、それを超えるのは難しいんだよね。彼等のように大衆に思い切り迎合するスタンスを取っていると特に。そうう意味では次回作が勝負なのかなと思う。

だからと言って、決して駄作ではない。いわゆる普通のポップアルバムに過ぎないのだけれど、普遍性はしっかり持っている。その辺は、バックにいる人達が優秀なんだろうと思う。既に死んでいるエピックレーベルではあるけれど、中にはまだまだ熱いハートを持っている人達がいるんだね。きっと。エピックにどっぷり浸かった世代だから、そう信じたいわ。最も普遍性を持っていると思うのは、やっぱり”勢い”。普遍性を持つのは、歌詞や曲だけではないんだよね。アルバム全体から感じる雰囲気も物凄く大事。今作から感じる”勢い”は、いわゆる売れ線ミュージシャンのアルバムでは今世紀最高かもしれない。ほんの一部しか聴いていないから、実際のところはわからないけれど。

特に凄いのが前半の「歩いていこう」から「会いにいくよ」まで。中でも、聖恵ちゃんのまっすぐなボーカルが全開の「笑ってたいんだ」(うおー!!の部分は本当に凄いと思う)と十六茶のCMソングとして作られたアイドルポップ「KISS KISS BANG BANG」は凄い。何のためらいもなく「キスバン」のような曲を作って、世に出しちゃうだけでも凄いのに、曲の持つ魅力を何倍にも増幅して唯一無二の存在にしてしまっている聖恵ちゃんのボーカルは現在のJ-POP界では最高なんじゃないかと思う。こんなことを書くと、洋楽ファンからは絶対に反発を食らうけれど、U2の「THE JOSHUA TREE」のA面と同じ様な勢いを感じるんだよね。「THE JOSHUA TREE」は、僕的には、A面の勢いだけで、それほど素晴らしくはないB面も聴けちゃうアルバムなのだけれど、このアルバムも同じ様な感じ。前半5曲の持つ勢いで、平凡な後半も聴けちゃうのだ。これは凄い。もし、”今年もっとも勢いがあったアルバム”部門があったなら、このアルバムは絶対に上位に入ると思うな(^^)

やべ、勢いで書いたから、落としどころがみつからない(^^;)
アルバム的にはこんな感じということで(^^;)

曲的には、前述の2曲の他に、ライブの定番になりそうな、日本人が弱いハチロク(何度も書くけど、車ではない)のバラード「会いに行こう」と聖恵ちゃんが歌った仮歌をそのまま収録したという「おやすみ」がいい。特に「おやすみ」は力が抜けている分、温かさがよく伝わってきて、まさに「おやすみ」って感じがするのが好き。聖恵ちゃんが作った「白いダイアリー」も、ベタ過ぎるところが好きかな。いきものがかりはこれでいいと思う。インディーズ時代から歌っているらしい「地球」と「愛言葉」はフォーク色が強くて、いまいち好きでないかも。しかし、水野良樹の書く歌詞と山下穂尊の書く歌詞は対照的だよね。個人的には水野良樹の書く歌詞のほうがベタで好きかな。山下穂尊の歌詞はフォークなんだよねぇ。

次に「なまものばかり」。

こちらは、いわゆるライブベストなのだけれど、ライブアルバム用に録音した音源ではなく、記録用に録音した音源が適当にまとめられているので、ライブアルバムとしての出来は全然良くない。まあ、所詮はおまけだからね。金額は多少上乗せされているけれど。なので、アルバムとしては考えない方が良いでしょう。彼等のライブのクオリティが意外と高いことがわかる内容にはなっていると思うよ。「ありがとう」、「気まぐれロマンティック」、「じょいふる」、「ブルーバード」からは”勢い”を感じる。

以上、今回は”勢い”をキーワードに、勢いで書いてみました。勢いで書くのは、いつものことだけれど。

余談だけど、今作もTシャツが当たりました(^^)/。Mサイズだから、着れないけど(T.T)

NEWTRAL(初回限定盤)


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

NIAGARA TRIANGLE VOL.2 30TH ANNIVERSARY EDITION(2012)  佐野元春、杉真理、大滝詠一 [2012年に購入したアルバム]

A面で恋をして
彼女はデリケート
Bye Bye C-Boy
マンハッタンブリッヂにたたずんで
Nobody
ガールフレンド
夢みる渚
Love Her
週末の恋人たち
オリーブの午后
白い港
Water Color
♡じかけのオレンジ

超久しぶりの更新です。前回の更新から半年以上経過してたのね。こんなに間を空けるつもりは全く無かったのだけれど、頭の不調が続いていて、言葉が全く降りてこなかったのだ。現在も不調が続いているので、間違い無く支離滅裂な文章になってしまうけれど、文意を上手く汲み取ってもらえたら嬉しいな。

このアルバムについての感想は数年前にさらっと書いているのだけれど、あまりにもさらっとし過ぎているので、今回は感想というよりは、30年間の思い出を書いていこうと思います。極力簡潔に。

このアルバムがリリースされたのは1982/3/21。高1の春休み直前にリリースされた。前年にリリースされた「ロンバケ」と元春の「Heart Beat」にすっかりハマってしまった僕は、このアルバムを発売日に手に入れたかったのだけれど、いかんせん田舎の貧乏な家庭に育った人間にはレコードを買う事は夢に等しかった。でも、何としても手に入れたかったので、高2の教科書代を上手くごまかして購入費用を捻出し、4月の中頃にミサキレコード店で購入。発売されてから1ヶ月経っていなかったこともあり、購入特典のB全(A全だっけ?)ポスターとキーホルダーを貰う事が出来た。この2つは現在も自宅に保管してある。これが最初の出会い。メディアは、もちろんレコード。プレイヤーが自宅に1台しか無かったため、カセットテープにダビングして毎日のように聴いていた。

2回目の出会いは1991年。貧乏人が背伸びをして東京の私立大学に入ってしまったこともあり、かなり貧しい大学生活を送っていたため、在学中はCDを買う事が出来ず(CDプレイヤーは1985年に購入)、就職して2年を経たこの年にリリースされたCD選書をようやく購入。数年ぶりにヘビロテする。当然、リマスタリングされていることには気付いていない。アナログとどのくらい違うのかは、未だにわかっていない。

3回目の出会いは2002年。インターネットが普及し、あちこちから「リマスタリング」という単語が聞こえてくるようになったこともあり、まさに飛びつくように20周年記念盤を購入。もちろん特典ももらっている。CD選書と比べて、音質及び音圧が格段に向上していることに感動する。前年にリリースされた「ロンバケ20TH」と比べても音質が向上していたので、マジで感動した。当然、しばらくの間ヘビロテ。

4回目の出会いは、リリースとは全く関係無いのだけれど、iPod mini第一世代を購入した2004年。真っ先にこのアルバムを入れ、通勤のお供に。と言っても、アルバムシャッフルで聴いていたので、ヘビロテにはならず。iPod miniは現在も自宅で使用しております。

そして、5回目の出会いが今年。20周年記念盤を買っているのだから、30周年記念盤を買わないわけにはいきません(笑)3/19の昼休み、まだ店頭に並ぶ前にフラゲ。帰宅して直ぐに2回(うち1回は睡眠学習)聴いた。これは、ここ数年の自分にとっては奇跡に近い出来事。

真っ先に感じたのは、「ん? 20周年記念盤より音圧が低くなってない?」。20周年記念盤の音圧が当時にしては高過ぎたこともあってか、若干キンキンした感じがしたので、30周年記念盤では音圧を下げたのかな? それとも、技術が進歩して(かどうかはわからない)、アナログっぽい音が作れるようになった(ような気がする)から? 

次に、「音が籠ってない?」。繰り返し聴いていくうちに誤解だということがわかったのだけれど、第一印象は籠った感じを受けた。単品コンポで大音量で聴くよりもミニコンポで小音量で聴く方が良い感じなんだよね。もしかして、時代に合わせたとか?

三番目に、「♡じかけのオレンジのアウトロが20周年記念盤とちがくない?」。実際、違うんだよね。20周年記念盤は「A面で恋をして」のフレーズが入っているのだけれど、30周年記念盤は入っていないのだ。因みに、CD選書は30周年記念盤と同じ。

結論。個人的には20周年記念盤の方が好み。特に、元春の「週末の恋人たち」の音の広がり感は20周年記念盤のほうが優れていると思う。 

ということで、出会ってから30年以上経っているのだけれど、3人の曲のクオリティがめちゃくちゃ高いこともあって、2012年現在でも古びた感じは全くしない。いわゆる企画物アルバムでスタンダードと言っても過言でもないのは、後にも先にもこのアルバムだけかもしれないね。あ、邦楽限定の話だよ。

因みに、30周年記念盤にはボーナストラックは一切収録されておらず、DISC2に「TRACKS(いわゆるカラオケ)」が収録されているのみ。装丁もデジパック&三方背BOX仕様(但し初回盤のみ)となっている。商売上手だねー(笑)

ナイアガラトライアングル vol.2 30th Edition


nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽
2012年に購入したアルバム ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。