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ULTIMATE(2011) PINK [2011年に購入したCD]

DON'T STOP PASSENGERS
KEEP YOUR VIEW
MACHINE GUN HEART
SHADOW PARADISE
SOUL FLIGHT
SECRET LIFE
TRAVELLER
HOSHI NO PICNIC
ILLUSION
DANCE AWAY
SCANNER
HIKARI-NO-KO
AOI HITSUJI NO YUME
SOLAR ECLIPSE
ZEAN ZEAN
YOUNG GENIUS

※日本語タイトルの曲もありますが、ジャケットに合わせて、全てアルファベットにしております。

今更2011年にリリースされたアルバム、しかもベストアルバムの感想を書くのも何ですが・・・、PINK BOXの発売が、いよいよ3日後に迫ったもので・・・。

リリースは2011年9月7日。収録されている音源は、全曲メンバー監修による最新リマスタリングが施されている。帯には「80年代を駆け抜けた究極のバンド、究極のBEST集成。」と書かれているけれど、メジャーシーンで活躍したのは、ほんの数年。しかも、活躍とは言い難いセールスしかあげていないのにも拘らず、未だに根強い人気を博している非常にレアなバンド、それがPINK。故人が二人(しかも、共にギター)いるため再結成は100%無いのだけれど、全員が生きていたら、きっと「再結成して欲しいバンド」の上位に入っていたのではないだろうか?

彼らを有名にしたのは、僕的には大澤誉志幸だと思っている。初期というか、人気で言えば全盛期の大澤のバックを務めたことで、名前が知られたのではないかな。デビュー時(このバンドは複雑で、本当のメジャーデビューはEPICレーベルからなのだけれど、アルバムデビューはMOONレーベル。だから、僕的にはMOONレーベルが本当のメジャーデビューだと勝手に思っている)にも”大沢誉志幸のバックを務めた凄腕ミュージシャン集団”みたいな言葉が必ず付いて回った記憶がある。実際、それで僕もアルバムを発売日に買ったわけだし。CDで。それが1985年のことだから、実際にメジャーシーンで活動したのは、たった4~5年。にも拘らず、こうやって、最新リマスタリングのベストがリリースされたりするのは、バンドとしての評価が高かったからなのではないかと思う。ファンとしては嬉しい限り。

このベストアルバムには「MACHINE GUN HEART」と「TRAVELLERオリジナルバージョン」が初収録されており、コアなファンには非常に嬉しい内容となっているのは、今更言うまでも無い(もう1年半経っているしね)。しかも、最新リマスタリングで。それだけでも買いのベストアルバムだったりする。更に、ホッピーさんによる曲の解説が書かれたブックレットも付属されているので、ゴールデン・ベストシリーズとしては予想外の売れ行きだったらしい。

それが功を奏したのか、5月22日にEPICレーベルからリリースされたミニアルバムを含めたボックスセットが、これまたメンバー監修による2013年最新リマスタリングでリリースされる。幾つかのアルバムの感想は、ずいぶん前に軽くアップしているけれど、詳しい感想は、ボックスを聴き込んでから、改めてアップしたいと思います。今回は、その前哨戦という形で終わらせます。

当時は、新し過ぎたというか、前衛過ぎたというか、とにかく一般的なサウンドじゃなかったので、本当に一部の人にしか支持されなかったけど、21世紀に入った現在でも、新しさと個性は全く失われていないので、当時は「うーん・・・。」と感じていた人達も、現在は「かっこいいじゃん!」と思うんでないかな。楽曲、演奏に個性が無い現在のバンド(見た目の個性は凄いけどね)には絶対に真似出来ないサウンドを楽しめるから。

ゴールデン☆ベスト ULTIMATE


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CONFUSION(2013) 大沢誉志幸 [2013年に購入したアルバム]

CONFUSION
そして僕は、途方に暮れる
雨のタップダンス
FREE WAYまで泣くのはやめろ
その気×××(mistake)
Living Inside
彼女の向こう側
ダーリン小指を立てないで
BROKEN HEART
ウーレイ

4月に何故か、このアルバムと「infinity」だけBlu-spec2でリリースされ、「何で2作品だけ??しかも、何で3枚目と4枚目??」という疑問は持ちつつも、「一番売れたやつだけ再発するのかな?」と勝手に納得し、購入。

2005年以降の音源を使用した元春のBlu-spec2と違い、当初の情報ではリマスタリングされていないとのことだったので、音が普通のCDからどのくらい進化しているのかが分かりやすいかなと思い、中古で250円で購入した93年リマスター盤と聴き比べてみたところ、音が全然違うじゃないか! それも、単なる音圧の変化だけじゃない(実際、音圧はそれほど変わっていない)。明らかに音のバランスが変わっている。更に、大沢の声がめっちゃクリアになっている。元春の6作品も「リマスタリングし直したんでないの?」と思うくらい音質が改善されていたが、それとは全く次元が違う。誰がどう聴いてもリマスタリングされているように聴こえる仕上がりだった。

で、歌詞カードを確認したところ(先には見ないわけね)、元春の6作品には無かった(Reissue Staff)の文字の下にMastering Engineerの文字が書かれていた。なーんだ。リマスタリングされているじゃん。道理で音質もバランスも違うわけだ。と勝手に納得した。じゃあ、何でそれをアピールしない??(現在はSony music shopのみ(たぶん)で2013年マスタリングとの記載がある) リマスタリングされていると分かっていたら、もっと多くの人が買っていたかもしれないのに・・・。ちゃんと前面に出してアピールしないとBlu-spec2の力だと誤認識しちゃうじゃん。 もしかして、誤認識させるつもりだったとか??

なんて勘繰っちゃうくらい音質が改善されている。93年盤も当時としては抜群の音質だったけれど、それとは比べ物にならないくらい音がクリアになっている。20年違えば、技術も相当に進化しちゃうんだねー。ほんと。まあ、20年前はまだデジタル技術が全くと言っていいほど確立されていなかったし、進化して然りなんだけどさ。

バランスの違いは、僕は素人なので、細かいことまではわからないし、気付いていないけれど、93年盤が低音重視のリマスタリングだったのに対し、2013年盤は全体的にバランスが取れた仕上がりになっている。よって、本当に作りたかったであろう作品になったのではないかと思う。アナログはしばらく聴いていないし、ちゃんとした音で聴くことが出来る機械を持っていないので比較出来ないけれど、アナログにかなり近付いたんじゃないかと思う。なので、これは絶対に”買い”だと断言出来る。

最後に、ちょっとだけアルバムについて。

オリジナルリリースは1984年の初夏。だからか、不思議と”爽やかな”R&Bアルバムに感じる。現在もそうだけど、R&Bには夏は似合わないというか、太陽が似合わないというイメージが個人的には強いんだけど、このアルバムは不思議と爽やかなんだよね。大沢のボーカル自体は十分濃いんだけどさ(笑)そして、ほとんどの曲がニューヨークでレコーディングされ、ミックスダウンもマスタリングもニューヨークで行われたからか、都会的なR&Bアルバムに仕上がっている。

僕は、当時はプリンスくらいしかブラックミュージックを聴かなかったので、どんなサウンドが流行していたかは記憶に無いし(プリンス自身ぶっ飛んでたしね)、「ブラックミュージック=ディスコ」というイメージしか持っていないのだけれど、少なくとも日本には無かったサウンドだと思う。若干AORに近い感じはするけれど、一連の日本のAORサウンドとは全く違うし。故に、リリース当初は泣かず飛ばずだったんだろうな。因みに、大ヒットした「そして僕は途方に暮れる」は、このアルバムからシングルカットされたんだよね。カップヌードルのCMに起用されなかったら、ヒットしなかったかもしれないね。ポリスの「EVERY BREATH YOU TAKE」に似ているのはご愛嬌(笑)この頃のミュージシャンでポリスの影響を受けていない人は少ないでしょう。

ということで、一言で表すと、「早過ぎたアルバム」だと思う。29年経った現在でも全く色褪せていないどころか、めちゃくちゃカッコいいアルバムだと思うな。意外と若い世代に受けたりしてね。

そうそう、元春の6作品は普通の歌詞カードだったけど、大沢2作品&南4作品はレコードの歌詞カードを復元したような感じになっています。

CONFUSION


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ayaka's BEST-Ballad Collection-(2012) 絢香 [2012年に購入したアルバム]

[CD]
三日月
ブルーデイズ
永遠の物語
I believe
Peace loving people
Jewelry day
手をつなごう
Why
おかえり
今夜も星に抱かれて・・・
恋焦がれて見た夢
みんな空の下あなたと(絢香×コブクロ)
I believe(English ver.)
三日月(2005 English ver.)

[DVD]
三日月 MUSIC VIDEO(2005 Original Version)
WARNER MUSIC CONVENTION LIVE 2005
ayaka's Off Shot Movie 2008

今回こそ、特別書くことが無いので、短文で終わらせます(笑)

絢香ちゃん復帰後のアルバムが好調で、ライブも全てSOLD OUTになったことに目をつけて、便乗リリースしたワーナー時代のベスト。色々な問題があるから、今後も語られることは無いだろうけど、契約を切ったミュージシャンを利用するのは、幾ら資本主義社会の常とは言っても、コアなファンが良い気持ちをしないであろうことは容易に想像出来たはず。でも、僕のような未発表映像や音源に踊らされる人間も決して少なくないことを見越してリリースに踏み切ったのだろう。実際、そういう人が多かったのか、チャート最高位は7位を記録している。ただ、絢香ちゃんのアルバムとしては不振の部類に入るのではないかな?

肝心の内容は、CD自体は敢えてお金を払ってまで買う程の内容ではないと思う。もうそれなりの数が中古屋に出回っているだろうし、価格も下落の一途を辿っているだろうから、中古で良いと思う。英語ヴァージョンなんて意味が無いしね。絢香ちゃんの場合は歌詞が伝わってなんぼだから。あと、曲順も全然考えられてない。「最も売れた三日月を1曲目に持って来て、あとは適当に並べときゃいいんじゃね?」感ありあり。昨今はベストを軽く見ているレーベルが多いけど、ちゃんと考えて作ればオリジナルに負けないくらいのアルバムになるってことを思い出して欲しいな。

で、今作の”売り”はDVD。PVを基本観ない僕にとっては「三日月」の2005オリジナル・ヴァージョンが収録されているだけでも嬉しいんだけど、目玉は、やっぱりWARNER MUSIC CONVENTION LIVE 2005の映像。デビュー直前の映像なのに、パフォーマンスが成熟していて、既に大物感たっぷり。これは正直凄いなと思う。特にデビュー曲になった「I believe」と「三日月」は圧巻の一言に尽きる。最初のツアーは「今行ってもがっかりするだけだろう」と予断して行かなかったんだよね。今更ながら観ておけば良かったと後悔しております。ただ、絢香ちゃんのライブは、いわゆるノリノリタイプのライブではないので、盛り上がるのが好きな人にはお勧め出来ないんだけどさ。あと、オフショットムービーは、2008年に行われたツアーのパンフレットに載せる写真撮影などがメイン。こちらもパンフレットが立体化したような感じがして、パンフ購入者には嬉しかったんでないかな?あと、2008年のツアーのオープニング映像がちょっとだけ観られるのも。

ワーナーさんも、もう便乗発売をすることはないだろうけど、もし次に何かをリリースすることがあれば、軽い気持ちで「はい、出しましょう」ではなく、ちゃんと時間をかけて考えて作ってね。ビジネスなんだから。

ayaka's BEST - Ballad Collection -(初回限定プライス盤)


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beautiful/ちいさな足跡 絢香 [2013年に購入したシングル]

[CD]
beautiful
ちいさな足跡
はじまりのとき-English ver.-

[DVD]
beautiful(Music Video)
ちいさな足跡(Music Video)

更新の間隔がずいぶん短いなぁと思った方がいるかと思いますが、シングルだからです(笑)
そして、今年こそ、1枚あたり400~800字程度にまとめたいと思います。考えて書いていないので、気分次第ですが。

絢香ちゃんの超久しぶりのシングルは、ダブルタイアップ。「beautiful」はドラマ「シェアハウスの変人」の主題歌で、「ちいさな足跡」は資生堂マキアージュのCMソング。前者は如何にも絢香ちゃんらしい壮大なバラード。十八番的なコーラスが入ったアレンジも絢香ちゃんらしい。なので、それほど目新しい感じを受けないが、こういう曲を歌わせたら天下一品の絢香ちゃん。十分惹きつけられます。絢香ちゃんといきもがかりの聖恵ちゃんのまっすぐな歌を聴くと、本当に真っ直ぐな気持ちになれます。故に曲がった心の持ち主には響かないんだろうな(笑)

ダブルA面の「ちいさな足跡」は、母性を感じさせるマーチ調の曲。子供が喜びそうな感じに仕上がっています。もしかしたら絢香ちゃん自身もそれを意識しているのかもしれませんが、MVも子供が喜びそうな感じに仕上がっています。

どちらが好みかと聞かれたら、迷わず「ちいさな足跡」と答えます。新しい一面を見せてくれたから。歌詞も元気と勇気を与えてくれるものだしね。

彼女の書く歌詞って、なんてことのないごくごく普通の歌詞なんだけど、何故か心に響くんだよね。何故だろう??

因みに、3曲目の「はじまりのとき」の英語バージョンは、ようつべか何かで外国人からの反響が意外と多かったようで、それで英語詞にしてみたみたいなことをどこかで書いていたような気がする。これに関しては、日本人の曲は日本語のほうが間違いなく良いね。特に絢香ちゃんの作る曲は日本語的(って変な表現だね)だから。


beautiful/ちいさな足跡 (SINGLE+DVD)


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BACK TO THE STREET他Blu-spec CD2 6作品 佐野元春 [2013年に購入したアルバム]

「BACK TO THE STREET」
「HEART BEAT」
「SOMEDAY」
「VISITORS」
「Cafe Boemia」
「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」

恐らく、複数作品の感想をまとめて書くのは初めてのはず。
今回は何故まとめて書くかというと、既に感想を書いたものばかりだからです。
しかも、今回はアルバムの感想ではなく、Blu-spec CD2の感想になりますので、あしからず。

ということで、どれか1作品を買って試し聴きをした後に6作品を買うという面倒なことをせず、ポイント15倍キャンペーン適用時に一気に6作品予約。結果的に大正解。

あくまでも個人的な感想だけれど、SHM-CDは音質の向上がほとんど無かったのに対し、Blu-spec CDは素人でもわかるくらい音質が向上していたので、更に進化した2には若干期待していた。しかし、今回は新たなリマスタリングは行われていないとのことだったので、ベースとなっている紙ジャケット仕様の2005年リマスタリング(カフェボとナポレオンフィッシュはもっと新しい)からはそれほど向上はしていないだろうと高を括っていたのだけれど、大きな間違いだった。どんな素人が聴いてもわかるくらい音質が違う。もう一つのブログには、「あえて”音が違う”という表現を使わせてもらう」と書いたのだけれど、そう書いた理由は音圧が上がっているから。僕のような素人の耳しか持っていない人間は、音圧が変わっただけで音質が変わったと勘違いしてしまうからだ。

音質が違うと感じたのは、昨日の夜。寝る前に「VISITORS」を小音量で聴いたのだけれど、それでも音質が向上しているのがわかったのだ。これには本当にびっくりした。もしかしたらリマスタリングしているんじゃないの?と思ってしまった。それくらい音質が向上しているし、奥行き感が増している。特に今回は、ドラムやベースの音が向上している。これがBlu-spec CD2の実力だとしたら、マジで凄いと思う。なので、まだ1枚も買っていない方は、1枚でいいので、買って聴き比べをしてみて下さい。93年マスタリングのCDしか持っていない人は絶対に買うべきです。それ以前のCDしか持っていない人は・・・(笑)1枚1890円なので、マジでお買い得です。ただし、装丁はそれなりです。

唯一の難点は、音圧が現在流行のものになってしまっているということ。現在流行のものは、ちょっと耳障りなんだよねぇ・・・。

てなことで、4月に発売予定の大沢誉志幸、南佳孝の再発もリマスタリングは行っていないそうですが、期待出来ます。南佳孝は企画倒れに終わったボックスが企画された際にリマスタリング作業を行っているはずなので、その仕様で出してくれないかなぁ・・・。

BACK TO THE STREET


Heart Beat


SOMEDAY


VISITORS


Cafe Bohemia


ナポレオンフィッシュと泳ぐ日


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水月鏡花(2011) 大澤誉志幸 [2011年に購入したCD]

虹が架かる前の空を見てる~Another day in my life~
Nobody knows
白昼夢
そして僕は途方に暮れる
永遠の1/2
クロール
晴れのちBLUE BOY
GIFT
それからの君は
ゴーゴーヘブン
白昼夢(REMIX)

※1タッチのミスでせっかく書いた文章が全て消えてしまった。何なんだ?Windows??変換もめちゃくちゃだし。現在はMacのほうがいいね。間違いなく。今回はお金が無くてWindowsにしちゃったけど、次は絶対Macを買おうっと。

あ、全然関係無い話を・・・。

さて、

感想を書くまでに2年もかかってしまったわけですが、それもこれも、FB等のSNSに時間を取られてしまったことや、頭の調子が悪かった事で音楽に真正面に向き合う時間を作る事が出来なかったこと等が理由なわけです。今後はSNSから距離を置こうと考えています。悪い事のほうが良い事より多いしね。結局は時間の無駄だということがわかりかけてきたし。そうすることで、頭の調子も良くなるのではないかなと思っています。心に余裕が出来るから。

ということで、本題。

今作は、ユニバーサル時代にリリースされた幾つかの作品同様、新曲とセルフカバーを織り交ぜた内容になっている。本人の意向なのかレーベルの意向なのかはわからないけれど、こういう作品ばかり出すのは、正直如何なものかと思う。セルフカバーアルバムを出してくれるのも嬉しいのは事実だけれど、僕らが欲しているのは、やっぱり完全なオリジナルアルバムだからね。そりゃ昔の曲も聴く事はあるよ。ていうか、昔の曲を聴く事のほうが多いよ。やっぱり、多感な時に聴いていた曲のほうが心に残るし、その時に聴いた曲は永遠だから。でも、決して懐かしさで聴いているわけではないのだよ。50代、60代の人達と違って。40代になり、多様な聴き方が出来るようになったことで新しい発見があったりして楽しいわけさ。「あぁ、ここはこういう解釈も出来たんだな。」とか。まあ、他ミュージシャンに提供した楽曲のセルフカバーを収録してくれるのは素直に嬉しいけどね。でも、ミュージシャンが成長していく速度とほぼ同じ速度で僕らも成長していっているわけだから、やっぱり完全な新作が聴きたいわけだよ。旧作はリマスター盤を出してくれたほうが何百倍も嬉しい。

なので、このアルバムは、作品的には嫌いではないけれど、個人的な評価はそれほど高くない。「そして僕は途方に暮れる」にいたっては、「何度目だ、ナウシカ」(TRICKファンにしか分からないネタですみません)って感じ。この曲だけは、さすがにお腹いっぱいって感じだわ。ただ、このアルバムには、そのお腹いっぱいの「そして僕は途方に暮れる」の続編的な位置付けの「それからの君は」が収録されている。もちろん、歌詞は銀色夏生が手がけている。だから、「そして僕は途方に暮れる」を収録したのは決して無駄ではないのだとは思う。一つ残念なのは、その「それからの君は」があまりにも平凡過ぎること。銀色夏生も年を取ったんだねぇ・・・。もうちょっと聴き手の感性を揺さぶる歌詞を期待していたのだれど、残念ながらごくご普通のものだった。

セルフカバーでは、「クロール」と「永遠の1/2」が出色の出来映えって感じかな。この2曲は、どちらかというと、ある程度重ねたほうがしっくり来るような気がする。元々素晴らしい曲達なのだけれど、大人の包容力が加わることでより良いものに進化したんじゃないかと思う。関係無いけど、僕らの世代は、”大人の包容力”を持っている人間が少ないよねぇ。この年代になっても、50代、60代の人達にはあらゆる意味で「適わないな」と思うことが多いもの。まだまだガキな連中が多過ぎるね。だから、子供もまともに育っていないのだろう。

他では、これまた「何度目だ、ナウシカ」的な感じのする「晴れのちBLUE BOY」と「ゴーゴーヘブン」も、50代半ばでもこれだけ尖がれるんだぜ!ということを示してくれているような感じで悪くない。矢沢が現在も見せているのとは質的に全く異なるファンキーな尖がり方ね。これだけファンキーな尖がり方が出来る50代は大澤と久保田利伸くらいかもね。憧れるわ。

新曲は、最近の大澤らしいジャズとボッサ。個人的には、彼にボッサは似合わないと思っているのだけれど、しかも打ち込みなので安っぽい感じしかしないし、でも、「Nobody knows」で見せたジャズはめちゃくちゃカッコいい。一度、生で聴いてみたい。東京には行けないけどね。

ということで、次回は完全オリジナルアルバムのリリースを期待しています!と言いたいところだけど、新作「& FRIENDS」は山下久美子との共作なので、これまたセルフカバー混在なんだよね。でも、「こっちをお向きよソフィア」が収録されているはずだから良しとしよう(^^)

水月鏡花


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YUIちゃんの15曲 [15 SONGS]

ネタに困った時はこれで(笑)
ある意味、苦肉の策です。

YUIちゃん完結ということで、今回はYUIちゃんの15曲を選んでみました。アルバムの感想をまだ書いていないのに・・・。去年12月にリリースされたベストアルバム2枚がファンのツボを押さえた、なかなか素晴らしいベストアルバムだったので、僕にとっての15曲はほとんど収録されていたりします。

では、

feel my soul
Laugh away
CHE.R.RY
fight
Separation
Summer Song
Good-bye days
Shake My Heart
HELP
Skyline
It's happy line
I'll be
OH YEAH
Your Heaven
Thank you My teens

ベタですが、この辺が僕にとってツボなわけです。中でもやっぱり「feel my soul」、「CHE.R.RY」、「Laugh away」は特別な曲です。この3曲が無ければ、もしかしたらずっと聴き続けることは無かったかもしれません。10代から20代初めに発表された曲と最近の曲を聴き比べると、どうしても前者のほうが際立ってしまうのが残念だけれど、やりたい音楽を自由に歌えるようになったら、きっと、10代の頃のせつなくて強いYUIちゃんの世界観を上回る曲が生まれるのではないかと思います。個人的には、アルバム「HOLIDAYS IN THE SUN」で見せた笑顔を維持したかったのかなと現在は感じています。既に違う名前で活動し始めたようですが、YUIちゃんがどのように生まれ変わるか、見守っていきたいと思います。20代では数少ない普遍性を感じさせるミュージシャンだと思っているので。
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2012年の15曲 [15 SONGS]

そういえば、去年はやらなかったような・・・。
一応お断りしておきます。
2012年に発表された曲からではなく、個人的にCDやコンサートで2012年に聴いた曲の中から印象に残った曲を選んでいます。なので、けっこう前に発表された曲も混ざっています。

では、

「はじまりのとき」絢香
去年12月にMステで聴いた時から気に入っているのですが、アルバムで、そして生で聴いて、より一層好きになりました。絢香ちゃんの持ち味が見事に活かされた曲だと思います。こういう曲をずっと作り続けられたら、きっと40歳になっても活動していけると思います。でも、彼女が40歳になる頃には、僕はたぶんこの世にいないだろうな。

「KISS KISS BANG BANG」いきものがかり
他のどの曲でもなく、この曲を挙げます。アイドルポップへのリスペクトが見事に現れた最高のポップスだと個人的には思っています。この曲を歌う時の聖恵ちゃんがまた可愛いんだよね。そして、この曲が起用された十六茶のCMのガッキーも超可愛いんだよね。

「プラスティックの唇」AKB48というか篠田麻里子
一瞬Perfumeかと思ってしまうような曲調なのですが、AKBらしくないところが良いです。生だと無理だと思いますが、篠田麻里子が結構歌えてます(笑)

「常套句」MR. CHILDREN
こういう曲を定期的にリリースされるから、ついついアルバムを買っちゃうんですよねぇ。聴きもしないのに・・・。素直に良い曲だと思います。

「YOU ON MY MIND」SWING OUT SISTER
「PRIVATE VIEW +2」に収録されら別バージョンですが、素晴らしいの一言に尽きます。

「ROLLING IN THE DEEP」ADELE
今年のグラミーを席巻したアデルですが、この曲はもちろんのこと、アルバム自体が今世紀の最高傑作です。何十年も聴き続けられるクオリティを持っている曲だと思います。

「feel my soul」YUI
ファーストアルバムは落としているので、今回のベストアルバムで初めて聴きました。今聴いても、、めちゃ良い曲だと思います。10代じゃなきゃ作れない曲ですね。でも、30歳になっても歌い続けて欲しいな。YUIは終わったけど、曲は歌い続けるだろうかあ。

「Force」Superfly
こういうロックは大好きなのです。ライブでももちろん歌われていますが、めちゃめちゃ盛り上がります。来年4月に再び生で聴けると思うので、めちゃめちゃ楽しみです。

「EVERY TEARDROP IS A WATERFALL」COLDPLAY
映画「宇宙兄弟」の劇場版予告編に異常にマッチしていまして、より一層好きになっちゃいました。先日買ったライブDVDにも収録されていますが、ライブで盛り上がる曲だと思います。

「SILENCED BY THE NIGHT」KEANE
初期の頃のキーンサウンドが戻ってきた。そう思わせるようなポップでちょっぴりせつなさを感じさせる佳曲だと思います。今後もこの路線で行って欲しいな。

「Chu. Chu.」moumoon
CMで聴いてハマッちゃいました。曲そのものは去年リリースされたものなので、本来は2011年の15曲に挙げれば良かったんですけどね。アルバムは今年リリースされたから、2012年の15曲ということで。

「LAND OF HOPE AND DREAMS」BRUCE SPRINGSTEEN
曲自体は10年以上前のものですが、新作「WRECKING BALL」で初めてCD化されました。最高のロックンロールです。これはある程度の年齢を経ないと作れない曲なんだろうな。

「SOMETHING TO BELIEVE IN」RELISH
曲自体は数年前に発表されたものなのですが、今年改めてニューアルバムを買ったもので。レリッシュらしいソウルフルな佳曲です。

「NEW SEASON」森高千里
デビュー25周年記念ベストアルバムを購入して、改めて「良い曲だなぁ」と思いました。

「浪漫飛行」米米CLUB
唯一、今年買ったCD&DVD以外から選んだ曲です。9月に石井竜也のソロコンサートに運良く無料で行く事が出来たのですが、その時に初めて生で聴きました。やっぱり良い曲だなと改めて感じました。もはや、日本のポップスのスタンダードと言っても過言ではありませんね。

以上。
今年はまともに音楽を聴いていないので、もしかしたら、来月には全く変わった15曲を選んでいるかもしれません。



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THE REBIRTH BEST~再会~(2012) PRINCESS PRINCESS [2012年に購入したアルバム]

[CD]
世界でいちばん熱い夏(平成レコーディング)
OH YEAH!
HIGHWAY STAR
Diamonds(ダイアモンド)
M
ジュリアン
REGRET
パパ
One
KISS
DING DONG
STAY THERE
パイロットになりたくて
友達のまま
だからハニー
THE SUMMER VACATION
Fly Baby Fly

19GROWIN' UP-ode to my buddy-
MELODY MELODY
パレードしようよ
ロマンス
SHE
ムーンライト ストーリー
WONDER CASTLE
恋に落ちたら
GO AWAY BOY
ROMANCIN' BLUE
瞳だけはみつめない
GUITER MAN
GET CRAZY!
ROCK ME
SEVEN YEARS AFTER
I LOVE YOU

[DVD]
「ALL That LOVE」2012.3.20(TUE) 幕張メッセ国際展示場9・10・11ホール
CHAPTER 1 Document
CHAPTER 2 Live(「世界でいちばん熱い夏」「Diamonds」

再会じゃなく再開だったら良かったのにね。

前回書いた森高同様、プリプリも1987年から知っている割には、しかも「SUMMER LOUNGE(リマスター盤も持ってるよ)」に収録されている「世界でいちばん熱い夏」がツボにはまったにもかかわらず、その後、深夜番組で聴いた「19 GROWIN' UP」もツボにはまったにもかかわらず、オリジナルアルバムは一度も聴かずに終わってしまった。唯一持っているCDは「SINGLES 1987-1992(一応初回盤を持っている)」。なので、このベストに収録されている曲以外はさっぱり分からないわけで。森高同様、特に後期はさっぱり分からないわけで。唯一持っているベストも、「もう聴く事は無いだろう」ラックに入っているし。しかも、一部はファン人気が高い曲が入っているようだけど、それがどの曲かすら分からないわけで。つまりは、周りにプリプリを聴く人間が一人もいなかったわけだ。

なので、「世界でいちばん熱い夏」に”平成レコーディング”なるものが存在するということを知ったのは、平成24年6月の終わり。おいおいって感じでしょ。恥ずかしながら、「M」を知ったのも、合コンで知り合った女の子がカラオケで歌った時(1991年頃かな)。でも、買っちゃった訳なんだな。80年代には弱い年頃になったので(笑)。で、この平成レコーディングも悪くないね。ただ、やっぱりオリジナルのほうが良いけれど。

今回のベストは単なるリマスタリングではなくリミックスも施されている。つまり、オリジナルとは全く違う音に変わっているということ。どこが変わったのかは全くわからないし、比べる気も無い。てか、比べようが無い。ただ、「SINGLES 1987-1992」と比べると、音圧が異常に高いし、音が前に出過ぎている感じがする。これはちょっとやり過ぎかな。聴いていると、耳が疲れてきちゃう。最近のソニーは音に拘りのあるスタッフがいないので、この辺は本当にダメダメになっちゃったね。いきものがかりの「NEWTRAL」もマスタリングは最悪だし。現在はデジタル技術も進んでアナログ的な音を出せるようになったんだし、キンキンとしたメリハリのある音が現在の流行とは言っても、少しは聴く層のことを考えて欲しかったな。ここは完全に×。もっとも、iPodに落として聴いたら、それなりになるけどね。音質が落ちるから。まあ、プリプリを聴く層はミニコンポかiPod、もしくはPCがメインオーディオなんだろうけどね。

なので、最新の音で聴けるのは嬉しいのだけれど、両手を挙げては喜べないってのが素直な感想。製作陣も、聴く層のことを考えた音作りをして下さいな。メンバーは音に関しては素人に近い(って、僕はもっと素人だけど)だろうから、提出された音源に文句は言えないってのもわかるけど、もうちょっと拘って欲しかったな。

ところで、今作にはデビュー曲「恋はバランス」は入っていないんだね。これはちょっと予想外。実際、浮いてる曲ではあるけれど、デビュー曲を入れるのは鉄板だと思ってた。あと、「MY WILL」も入っていない。けっこう好きな曲なので、これも予想外だった。逆に、久しぶりに聴いて良いなと思ったのは、「THE SUMMER VACATION」、「パレードしようよ」、そして、テレビドラマの主題歌に起用された「だからハニー」。初めて聴いた曲は、未だにピンと来ていない。「ROMANCIN' BLUE」辺りは、ちょっと新鮮だけど(笑)。「瞳だけはみつめない」は同時期にリリースされている爆風スランプの「RUNNER」に似てるね。この頃って、こんな感じのロックが流行っていたっけ? 

そして、歌詞カードを見て思ったんだけど、僕の中では「プリプリ=作詞:富田京子、作曲:奥居香」ってのが鉄板だとずーっと思っていたのだけれど、中山加奈子の書く歌詞も結構良いね。これは個人的には新しい発見(笑)

THE REBIRTH BEST~再会~(初回生産限定盤)(DVD付)


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The Singles(2012) 森高千里 [2012年に購入したアルバム]

NEW SEASON
オーバーヒート・ナイト
GET SMILE
ザ・ミーハー(スペシャル・ミーハー・ミックス)
ALONE
ザ・ストレス-ストレス 中近東ヴァージョン-
17才
だいて(ラスベガス・ヴァージョン)

青春
臭いものにはフタをしろ!!

勉強の歌
この街(HOME MIX)
八月の恋

ファイト!!
コンサートの夜
私がオバさんになっても(シングル・ヴァージョン)
渡良瀬橋
ライター志望
私の夏
ハエ男(シングル・ヴァージョン)
Memories(シングル・ヴァージョン)
風に吹かれて
ロックン・オムレツ
気分爽快
夏の日
素敵な誕生日
私の大事な人(シングル・ヴァージョン)
二人は恋人

休みの午後
ジン ジン ジングルベル
SO BLUE
ララ サンシャイン
銀色の夢
Let's Go!
SWEET CANDY
ミラクルナイト
SNOW AGAIN
電話
海まで5分
冷たい月
私のように
まひるの星
一度遊びに来てよ'99

僕が「リマスタリング」という言葉に弱いのは、たまにここを覗いてくれている方なら、既にご存知でしょうが、見事に、その言葉に乗せられて買っちゃいましたよ。何たって、森高千里のオリジナル・アルバムは1枚も持っていないわけですからねぇ。ベストは3枚持っているけれど。

ということで、僕は決して森高千里ファンではありません。容姿的には完璧にストライクゾーンだけど(笑)
なので、今回リリースされたシングル集に収録されている曲も、全て知っているわけではありません。DISC3の「ララ サンシャイン」以降は、たぶん初めて聴く曲ばかり。しかも、森高千里を聴いたのは、たぶん今世紀に入ってから初めて。持っている3枚のベストも「恐らく今後聴く事の無いCD」専用ラックに押し込められている。なので、久保田利伸やスガシカオが曲を提供していたことは、このアルバムを買って、初めて知った。ずっと斉藤英夫と高橋諭一ばかりだと思っていたのだけれど、後期は伊秩弘将も提供していたんだね。前期でも作詞で関わっていたけれど。

初めて出会ったのは、デビュー曲「NEW SEASON」。目白にあるコンビニでバイトしていた頃、有線でよく流れていたのを聴いて、「良い曲だなぁ。誰の歌なんだろう?」と思って、バイト先から有線局に問い合わせたのが始まり。それから、自身が作詞を手がけた「ザ・ミーハー」で「面白い詞を書くなぁ」と興味を持つようになり、「ALONE」でハマった。でも、アルバムを買おうとまでは思わなかった。一過性のものだと思っていたから。

それが、1989年にリリースされた南沙織のカバー「17才」で大ブレイクを果たしちゃったものだから、僕の考えも大きく変わった。あのビジュアルにそそられない男はいないでしょう。いたら、思い切り「ウソつき!!」って言ってやる(笑)もしくは、、、以下略。でも、オリジナルアルバムを聴こうとまでは思わなかった。やっぱり、一過性のものだと思っていたから。

ところが、その後も、結構良い詞を書き続けるんだよね。しかも、ルールに捉われない、めちゃ自由な書き方に好感を持った。加えて、作曲陣との相性が抜群だった。「道」、「青春」、「雨」、「この街」、「ファイト!!」、「私がオバさんになっても」、「私の夏」、「夏の日」、「二人は恋人」は名曲だと思う。今世紀に入ってから聴いてないので、余計にそう感じるのかもしれないけれど、予想外に色褪せていないよね。最近はカラオケに行く事もなくなったので、聴く機会は無いのだけれど、「私がオバさんになっても」は僕らの世代の女子にとってはスタンダードになっているのではないかと思う。まさにオバさん世代には共感出来るんだろうね(笑)。個人的には「二人は恋人」を歌って欲しいのだけだけれど。

皮肉の効いた歌詞や独特の辛辣な表現でまとめられた歌詞も意外と色褪せていない。それどころか、現在の日本人に聴かせてやりたい歌詞もあったりする。そういう観点から見ると、彼女って、意外と才能豊かなミュージシャンだったんだなと改めて感じた。

ということで、今年はこのベストとプリプリのベストが愛聴盤になると思う。あまりに久しぶりに聴くと、ハマッちゃうものだね(笑)

次回は、「青春」に登場するプリプリの「THE REBIRTH BEST」について書いてみようと思います。予定しているものがどんどん後回しになっていく・・・。

ザ・シングルス(初回生産限定仕様)


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